武蔵野日和下駄

10歳から続く乱読人生、年季の入った活字中毒、頭の記録メディアがダウン寸前、記憶のダイエット装置

2008-10-20から1日間の記事一覧

 『ぼくらの時代には貸本屋があった−戦後大衆小説考』 菊池仁著(発行新人物往来社2008/8/5)

近所の新刊本屋をのぞいていて、<貸本屋>の一言にひかれて手にとった。副題の<戦後大衆小説考>も気になった。奥付けを見ると、著者は1944年横浜生まれとある。ほぼ同世代の大衆小説好きの、活字中毒患者とみた。 特に読みたかったのは、第一章の<貸本屋…