武蔵野日和下駄

10歳から続く乱読人生、年季の入った活字中毒、頭の記録メディアがダウン寸前、記憶のダイエット装置

作業日誌その205

[山荘便り][作業日誌その205] 9月に入ると、心なし林の木の葉が色づきはじめる。紅葉に向かって準備が始まっているのかもしれない。9月3日(木)晴れ午前、移動。午後、昼寝、敷地見回り、読書。9月4日(金)晴れ午前、地場野菜買い出しと日用品買い物、シ…

作業日誌その204

[山荘便り][作業日誌その204] 大きく成長したエノキ、真夏の今盛大に枝を広げ、葉を茂らせている。しっかりしているので安心して木登りができる、古くから旅人の木として一里塚などでは人々に日陰を提供してきた。8月25日(火)晴れ午後、移動、スローライン…

作業日誌その203

[山荘便り][作業日誌その203] 笹薮の中に作った通り道、道がないと樹木に近づけない状態だった。この道でホタルを鑑賞してきたが、今年は集中豪雨でホタルが流され、一匹も現れなかった。この道の脇にカタクリが進出してきている。深夜は、イノシシやタヌキ…

作業日誌その202

[山荘便り][作業日誌その202] 玄関わきのサルスベリが今年は花をつけない。蕾が全くついていない。毎年、ピンクの花を、花が少ないこの時期につけていたのに、どうしたことだろう。大きな樹形なので剪定もままならず放置したのはまずかったのか。これからは…

作業日誌その201

[山荘便り][作業日誌その201] 咲き誇るオオバギボウシの花々、保護しているのでこのまま実を結び、種を散らす。すると春の初め、芽を出したばかりの新芽を山菜のウルイとして収穫、春先の食卓のいろどりとなる。サクサクねっとりの食感がうれしい。もちろん…

作業日誌その200

[山荘便り][作業日誌その200] 「桃栗三年柿八年」とはよく言ったもの、確かに柿は植えてもなかなか身を結ばないが、栗の実生はぐんぐん育って、あっという間に実をつける。その成長のはやいこと、それにしても実を収穫した後のイガの痛いこと始末におえない…

作業日誌その199

[山荘便り][作業日誌その199] 敷地では今やヤマユリが花盛り、イノシシに球根を食べられ、タヌキにも球根を掘り取られしても、生き残ったヤマユリがけなげに豪華な花を咲かせ始めた。何本も自分の重さと雨に濡れて自重を増し、支えきれずに茎が折れたり花が…

作業日誌その198

[山荘便り][作業日誌その198] 台風の倒木でまったく人も軽トラも通らなくなった市道、16日に軽く刈り払い機をかけて道としての空間を開けたら、オニヤンマがすぐに気が付いて、ゆうゆうと飛んでくれた。山里の道は、人や車が通らなくなると、すぐにこのよう…

作業日誌その197

[山荘便り][作業日誌その197] 数年前に友人からもらったヤマアジサイの株、移植時は元気がなく枯れるのかと心配したが、今では隣のアジサイよりも生き生きしてきた。アジサイの原種に近いらしく野性的で強い。今後が楽しみ。7月4日(土)晴れ午後、移動、敷…

作業日誌その196

[山荘便り][作業日誌その196] 梅雨時の花、ホタルブクロ、この花が咲くころになると、敷地脇を流れる沢筋にゲンジボタルが飛び交うのだけれど、春の集中豪雨で流されたのか、今年は蛍を見かけない。もう少し待ってみよう。 6月29日(月)晴れ午前、移動。午…

作業日誌その195

[山荘便り][作業日誌その195] 元気に育っているハギとオオバギボウシの寄せ植え(自然にこのようになってしまったもの)時期はずれるが両方みごとに花をつける。6月22日(月)曇り時々雨午前、移動。午後、納戸用本棚の制作完成、蔵書の移動、読書。6月23日…

作業日誌その194

[山荘便り][作業日誌その194] 樹木に囲まれた我が山荘、落葉樹に包まれているので夏場は木陰の傘にはいり薄暗くて涼しい。夕暮れがくるのも少し早い。6月17日(水)晴れ午後、移動、敷地見回り、スローライン。6月18日(木)曇りのち雨午前、南斜面草刈り、…

作業日誌その193

[山荘便り][作業日誌その193] 梅雨期を迎えて樹木が繁茂、晴れ間を見て葉がついていない枯れ枝を見つけ、落下の危険を回避するために、枝落としをしている。できるだけ地上からポールソーで切り、それ以上高くなるとツリークライミングで登り、手鋸で切り落…

作業日誌その192

[山荘便り][作業日誌その192] 自生のエゴノキに花が咲いた。もう少しすると実がなるが、昔の人はその実をすりつぶして川に流し、浮いてきた魚を捕獲したという。魚に有毒な成分が含まれているようだ。たしかサポニンといった。花は清楚でかわいらしい。 これ…

作業日誌その191

[山荘便り][作業日誌その191] ツレが植えたヤマボウシが去年から花を着けだした。子どもの頃砂糖不足の山里のガキにとって、ヤマボウシの実は貴重な天然の甘味だった。山荘では野鳥の餌になっている。 山荘で保護した猫のチーちゃんの存在感が増してきた。1…

作業日誌その190

[山荘便り][作業日誌その190] 山荘周辺は標高500mほどなので、低い雨雲がくると雲の中に入ってしまう。視界は30m以下となり一軒家のようになってしまう。幻想的と言えなくもないが、湿度が高くなり除湿機の出番となる。樹木は生き生きとしてくる。 5月…

作業日誌その189

[山荘便り][作業日誌その189] 敷地の林に増えてきたオオバギボウシの新芽別名ウルイを山菜として収穫することにした。この一週間ほど、朝晩の食卓に一品追加だ。かすかな苦みがあって噛んでいると粘りが出てくる。灰汁も癖もない食べやすい山菜に重宝してい…

作業日誌その188

[山荘便り][作業日誌その188] 敷地の所々でヤマツツジが咲き出した。林の中なので伸び上がって見上げるような高い位置で咲き誇っている。民家の庭で見るようなこんもりしたまとまりに欠けるけれど、のびのびと咲いているのが一興。4月25日(土)晴れ午後、移…

作業日誌その187

[山荘便り][作業日誌その187] つい先日咲いたばかりのカタクリに、早くも青い実ができた。実が熟すると種を散らして、地上からあっという間に姿を消す。素早い春の妖精。 こちらはヤマユリ、地上に顔を出したのもつかの間、ぐんぐん茎をのばして葉を広げ始め…

作業日誌その186

[山荘便り][作業日誌その186] 敷地内で最も背の高くなるヤマユリが顔をだした。一日に1cmほどのびて、ぐんぐん大きくなる。大きな岩の間に定着したために、イノシシの攻撃から逃れ、毎年伸びすぎて2mmほどにもなり自重を支えきれなくなって、花の重さ…

作業日誌その185

[山荘便り][作業日誌その185] 東斜面の自生のシュンランが花をつけた。数週間のずれはあっても自然の営みは順調そのもの、人間界のじたばたもそのうちに治まるはず・・・。4月1日(水)晴れ午前、買い物と移動。午後、敷地見回り、北斜面落ち葉ブロアー、薪…

作業日誌その184

[山荘便り][作業日誌その184] 季節外れの降雪にもめげずにレンギョウの花盛り3月26日(木)晴れ午前、買い物と移動。午後、敷地見回り、薪ストーブ試運転、煙突掃除をしたので快調、読書。3月27日(金)晴れ午前、薪ストーブ、スローイング練習、東斜面の落…

作業日誌その183

[山荘便り][作業日誌その183] 今年は、例年よりカタクリが地表に出てくるのが2週間ほど早い。特徴的な葉っぱが所々に顔をのぞかせている。開花まで一週間ほど。3月17日(火)晴れ午前、買い物と移動。午後、敷地見回り、薪ストーブ、読書。3月18日(水)晴…

作業日誌その182

[山荘便り][作業日誌その182] 山荘と自宅の二地域暮らしにずっと付き合ってくれている猫のチーちゃん、コミュニケーション能力にたけており、何種類もの鳴き声とアイコンタクトで我が家に君臨しつつある。 3月11日(水)晴れ午前、買い物と移動。午後、敷地…

作業日誌その181

[山荘便り][作業日誌その181] 地面すれすれにセイヨウタンポポが花をつけ始めた。もう少し暖かくなると日当たりのいい場所を占拠する。その生命力の強さにいつもかなわない。3月6日(金)晴れ午前、買い物と移動。午後、敷地見回り、薪ストーブ、読書と音楽 …

作業日誌その180

[山荘便り][作業日誌その180] 早春の恵み、愛らしいウグイスカグラのつぼみが開き始めた。3月1日(日)晴れ午前、買い物と移動。午後、敷地見回り、薪ストーブ、読書と音楽 。3月2日(月)晴れ午前、薪ストーブ、灯油の買い出し。午後、昼寝、ツリクラの室内…

作業日誌その179

[山荘便り][作業日誌その179] 早春のオオイヌノフグリ、春の足音が遠くから使づいてくる。2月23日(日)晴れ午前、買い物と移動。午後、薪ストーブ、エンジンブロアーの調整、焚火で枯れ枝焼却、読書。2月24日(月)晴れ午前、薪ストーブ、買い物とレストラ…

木登り事始め その8 ユニセンダー2のこと

画像はネット上からの引用、試作品のようにも完成品のようにも、どちらともとれる。 以前に木登りのことについて書き始めて、長くお休みしてしまった。興味は持続していたので、時々インターネットではチェックしていた。最近では、お気に入りデバイス、ユニ…

作業日誌その178

[山荘便り][作業日誌その178] 例年にない暖冬の影響で、樹木の根からの給水活動が早まり、すでに樹液の移動が活発になっている。剪定のつもりで枝を切ったらイロハモミジの切り口から、たらたらと樹液がしたたり焦った。木の中では春の準備が進んでいる証拠…

作業日誌その177

記録的な暖冬のせいか、二月中旬なのに日当たりのいい地面を見ると、早くもホトケノザとオオイヌノフグリが地面すれすれに咲き出した。寒い日を予想してか、伸び上がらず低い位置で首を竦めるようにして咲いている。がんばれよと声をかけたくなる。 2月11日…