武蔵野日和下駄

10歳から続く乱読人生、年季の入った活字中毒、頭の記録メディアがダウン寸前、記憶のダイエット装置

 新たな生活空間の構築(87)


《山荘における作業暦》

 何らかの理由で木の枝を切り取る作業を、林業では枝打ち、園芸では剪定という。4月から9月までの、木々の生命活動が活発な時期にはやってはいけないこととされているのもよく似ている。林業では良質な木材を生産するため、園芸では樹木の美しさを演出するためだが、木々の健康に配慮して行うという点では同じ原理がはたらいている。

 我が山荘では林業寄りの考え方に重点を置いているけれど、景観を美しくしたいので園芸的な発想も大事にしている。山荘で作業をするようになって3年が経過したので、これまでの試行錯誤をふまえて暫定的な作業暦を作ってみることにした。1〜3月を冬季、4〜6月を春季、7〜9月を夏季、10〜12月をにしたのは、標高が500mほどあって、この方が都合が良いからである。

 作業内容はほとんど林業に近いけれど、生活空間に隣接しているので園芸的な要素も少なくないので、両方の参考書などを参考にしながら、なれない作業を楽しんでいる。この作業暦に弾力的に従いながらしばらくは<作業日誌>をアップしていこうかと思っている。