2014-01-01から1年間の記事一覧
《視聴覚空間の愉しみ》 絵画の鑑賞と音楽鑑賞は長年続いている私の愉しみ、 そのために海外旅行や展覧会にもずいぶん出かけたし コンサートやレコード屋、CDショップにも足しげく通いもした。 子どもの頃から映画も大好きだったけれど それでもマニアと言え…
《山荘にも冬の訪れ》 温暖化が進み平地の真夏が耐えがたくなってきたので 酷暑を回避する意図もあって求めた山間部の家屋だ、 冬の寒さは覚悟していたとは言え やはり厳しい寒さにはつい身構えてしまう。 南斜面の日当たりのよい雑木林の中にあるので 冬の…
4月がいちばん残酷な月なら、11月はいちばん憂鬱な月ではないか、霜月、雪待月とも言う。日没が早くなり日の出が遅くなり夜が長くなる。気温は下がり木枯らしが吹き、どうしても気分は落ち込み老年期を迎えた者にはこの時期の辛さはチト身にこたえる。そんな…
《招かれざる客イノシシその後》 現住所での用事に追われて山荘を空ける日数が増えるてしまい 久しぶりに山荘に行ってみるとかなり季節がすすんでいた。 日当たりがいいので平地の紅葉に追い越されてしまい 取り残されたみたいだった雑木林にもようやく晩秋…
《薪ストーブの排煙効率を改善してみた》 敷地の伐採された倒木の処分をかねて薪ストーブを愉しんでいる。 実際に使ってみると、石油ストーブやガスストーブと違い 薪の乾燥具合や木の種類や太さなどの諸条件によって燃え方がまったく違い 大変に世話のやけ…
《農産物直売場のたのしみ》 山荘で日数を過ごすようになって 周辺の農産物直売場の新鮮な野菜が 日々の楽しみになってきた。 農家が栽培し収穫した野菜が 市場を経由しないで直接売り場に並ぶので 流通経路をショートカットした分鮮度がいい。 スーパーに並…
《山荘の薪ストーブ》 雑木林の小枝をチッパーを使って片付けてゆくと 3センチを超える太い枝や切り倒された幹の部分が残り 薪ストーブの燃料がみるみる増えてゆく。 そこで、今度は山荘で使っている薪ストーブを話題に。 (右の画像は山荘の薪ストーブ、空…
《伐採樹木の片付けと薪作り》 山荘の朝晩の気温が下がってきて 敷地の落葉樹が少しずつ色づき始めた。 屋外での力仕事が苦にならなくなってきたので 敷地内に置き去りになっていた伐採樹木を片付け始めた。 業者にゴミとして処理を依頼すれば済むことなのだ…
《自然災害のリスク評価その3--火山災害のリスク》 9月27日11時52分、長野、岐阜両県境にある日本百名山のひとつ御嶽山が突然に噴火、 死者50名を超える戦後最悪の火山災害が発生した。 思いもかけない噴火に遭遇して不運にも命をなくされた方々に、心より…
《赤城山麓と武蔵野の二地域暮らし》 私たちが山荘を入手したことを知った友人の中には やがて引越しをしてそちらで暮らすようになるだろうと 予測する方々がいらっしゃいますが 今のところそれは全く考えていません。 首都圏の外れの武蔵野の片隅で長年暮ら…
《ゲストルームのある住居》 山荘のリスク評価などという話題を続けてしまい 雰囲気が重苦しくなってしまったので ここらで少し明るくて軽い話題に方向転換してみたい。 今度のテーマはゲストルーム(客間) 親しい友人を宿泊つきでお招きできる空間。 (右…
《自然災害のリスク評価その2》内閣府のHPにある<防災情報のページ>に 「災害教訓の継承に関する専門調査会報告書−1947 カスリーン台風」なるものを見つけた。 その[第1章 カスリーン台風と利根川流域]に相当に詳細な カスリーン台風により発生した赤城…
《自然災害のリスク評価その1》 二つの地域に住まいを構えることには 生活のリスクを分散するという意義がある。 例えば、一方に風水害の危険が予想される時 もうひとつの住まいに避難して安全策をとることができる。 どちらかが地震や火災などの予測不可能…
《標高470mで気付いたこと》以前にも書いたことだが我が山荘は 標高が470mの位置にある。 1000mを超えるような真夏日のない高原地帯でもなく 歩いて海岸に行けるような海の近くでもない なんとなく中途半端なところにある。 それでも海面から470mの高さに位…
《アシナガバチとの共生》 私が生まれ育った田舎では 動物が自宅に営巣することを歓迎する風習があった。 例えばツバメが軒下などに巣を作りに来ると 今年もこの家は大きな災害を免れると喜び ツバメたちの子育てを大事に見守った。 子ども心に不思議に思い…
《夏草とのせめぎ合い》 梅雨のシーズンからこの方、敷地に生えてくる夏草との闘いが続いている。 春先は宅地部分に進出してきたササとの攻防だけだったが 気温が上昇して長雨が水分をたっぷり補給する頃から 背が低くなったササの間から多様性に富んだ野草…
《最近の山荘の訪問者》 山荘の気温は平地より5℃ほど低いと以前に書いたが それは真夏でも同じこと、 平地が35℃を超える猛暑日になると 室内でも30℃位にまで室温が上がり 湿度が90%を超えるとさすがに厳しい。 クーラーは前の使用者同様導入しないの…
《壁一面の本棚》 ほぼ3ヶ月を要した渡り廊下の本棚が完成した。 本のサイズに合わせて設計したので、向かって右側の本棚は奥行きが140mm、 文庫版(105)、新書版(103)、四六版(127)、B6版(128)など 中小型のサイズがびっしりと無駄なく収納できる…
《工房を手に入れる》 子供時代をすごした生家は農家だった。 敷地に農作業ができる納屋があり、作業ができるしっかりした空間があった。 おかげで子供時代には工具を使って好きなだけ工作に夢中になり 手足に無数の小さな切り傷をこしらえた。 高校生になっ…
《歓迎されざる訪問者》山荘の林床には沢山のヤマユリが自生しており、 7月の下旬ごろに花をつけるのを楽しみにしていた。 黄緑色をしていた蕾がふくらみ、 少しずつ咲き始めたので喜んでいたところ、 朝、起きてみたらヤマユリの花が見えなくなっていた。 …
我が山荘の立地は山林、家屋が建っている所だけが僅かな平地、 それ以外はことごとく斜面で出来ている。 人工的に造成された法面ではなく、自然に形成された斜面のようである。 人工であろうと自然であろうと斜面なので、大雨が降ると表層の土壌が流される。…
山荘が和風建築というのか在来工法というのか伝統的な古い木造の建物なので、 屋根裏と床下の通風がよくて、いつもさやさやと微風が流れていることは以前に書いた。 ところがこのところの多湿な梅雨シーズンになって周囲の雑木林が湿ってくると、 そのまま室…
山荘から武蔵野の現住所に帰ってきて体感するのは、真夏日の<蒸し暑さ>の大きな違いである。 はっきり言って山荘は涼しく、現住所は蒸し暑い。 その理由について調べてみた。 1、まず標高が違う。現住所の標高は約65mであるのに比べ、、山荘の標高は約470…
上水道の飲み水について書いていて、では山荘の下水処理の方はどうなっているのか気になった、売買契約時に受け取った書類を改めてめくりなおした。災害時の避難生活で一番問題になるのは、飲み水をどうやって確保するかと、糞尿などの排泄物処理と生活排水…
山荘に滞在する時間が増えるにつれて、生活のいろいろな場面で蛇口から出てくる水道水を使う機会も多くなり、少しずつ気づいてきて今やはっきりとした実感になってきたことがある。水道水の品質がとてもいいということがそれ、要するにお茶を淹れてもコーヒ…
山荘と現住所との二箇所を利用する生活スタイルを、もうすこし客観的な視点から眺めてみようとネットでいろいろ調べ回っていて、<半定住><二地域居住><多自然居住><週末田舎暮らし>などなど、いくつもの耳慣れない語句にであった。いずれにも共通し…
山荘を手に入れてほぼ2ヶ月がたった。現住所での付き合いが何かと忙しくて、こちらで宿泊できたのはのべ2週間にも満たない。それでも春から初夏へと移り変わる動植物の変化は楽しかった。 4月には、たくさんのカメムシが屋内に侵入してきて、対策に追われた…
5月21日に出た福井地裁の大飯原発差し止め訴訟裁判は、久々の住民サイド勝訴判決だった。報道の内容がすばらしかったので判決文そのものを早く読みたいと思った。週の後半ごろから、少しずつネット上に判決文の要旨全文や判決文のコピーなどが流れ始めた。 …
山荘での生活が少しずつ軌道に乗りはじめた。時間が許すかぎり現地に行って、あちらこちらを手直ししたり掃除したりして、何回か泊まってもみた。それでも現地に行けるのは週に1日2日程度、相変わらず現住所での生活の方も何かと忙しい。滞在時間が増える…
山荘購入の契約からほぼ1ヶ月、土地と建物の登記もすべて完了、家屋に出入り可能な鍵をすべて新規のものに交換して、最低限のセキュリティーを整えた。周辺の様子も少しずつ分かってきた。 先日、それまで日帰りパターンだった山荘行きを、宿泊モードに切り…