武蔵野日和下駄

10歳から続く乱読人生、年季の入った活字中毒、頭の記録メディアがダウン寸前、記憶のダイエット装置

2013-01-01から1ヶ月間の記事一覧

 電子書籍 事始め(3)

《電子書籍専用端末としてのキンドル》 電子書籍のシリーズを始めてはみたが、なかなか更新がすすまない。暮れに買ったキンドルの端末を使ってみているが、期待していた程にワクワクしないせいに違いない。 あまり本を読まない知り合いに、キンドルの話をし…

 1月第4週に手にした本(21〜27)

*前回の雪がほぼ解けたかなと思っていたら、また少し夜間に雪が降ったけれど、軽く1センチ程度、次第に寒さに勢いがなくなってきた。心なしか日差しも強くなり、寒さも底をついたかなと言う感じしてきた。春遠からじか。◎ミシェル・レリス著/細田直孝訳『夜…

 電子書籍 事始め(2)

《CD-ROMに詰め込まれた情報》 電子辞書の次に思いつく 電子書籍のようなもの は、新潮社のCD-ROMシリーズ(1995/12) だ。CD-ROMに大量の書籍情報を収録して商品化したものが、Wndows95でPC市場が急拡大するのに合わせて、90年台の後半頃に次々と登場してきた…

 1月第3週に手にした本(14〜20)

*先週の雪が、気温が低いせいで北側の日陰で溶け残り、凍りついてツルツル滑る。雑木林でもザラメ状になった雪が残っていて寒々しい。葉を落として透けて見えるようになった落葉樹の枝々を、冷たい北風が音を立てて吹き抜ける。西高東低の気圧配置が多いこ…

 1月第2週に手にした本(7〜13)

*14日の武蔵野は、珍しく朝から雪、湿って重いべっとりした雪が、あたりの風景を一変させた。成人式の日は、わりと荒れた天気になることが多い。若者たちを手荒く迎えるのは、天候だけにしてもらいたいものだ。◎フレデリック・エブラール著/芹沢光治良・細…

 電子書籍 事始め(1)

暮れに、予約しておいたキンドル(ペーパーホワイト)が届いたので、電子書籍が自分の読書生活にどのように入り込んできているか、極私的なレベルで少し考えを整理しておこうという気になった。 まず、どこまでを電子書籍とするかという問題、Wikipediaの定…

 1月第1週に手にした本(31〜6)

*例年のように年末から新年にかけて、厳しい寒波が押し寄せてきて、山では遭難が、平地では交通渋滞が続いた。できるだけ外出を控えて、暖房器具の近くで本を読んで過ごしている。北風の強い日は散歩に出るのも億劫になる。◎マンディアルグ著/細田直孝訳『…