武蔵野日和下駄

10歳から続く乱読人生、年季の入った活字中毒、頭の記録メディアがダウン寸前、記憶のダイエット装置

2006-06-01から1ヶ月間の記事一覧

 スイス旅行⑥(画像は完璧なまでに晴れ渡った快晴のマッターホルン、蒼穹に突き刺さった楔のような単独峰の雄姿、どこから見てもこの日一日中この姿が見えていた)

この日は、8:30に宿を出発、現地ガイドの案内でツェルマットからシュヴァルツゼーへ60人乗りの大型ケーブルカーで昇り、5時間の1日ハイキング。ここ数日、雨を降らせる前線がイギリス辺りに停滞、ヨーロッパ全域が高気圧に覆われ、スイス全体が晴天…

 スイス旅行⑤(画像はこの日のハイキングの折に足元に咲いていたリンドウ科の花、詳しい名前は図鑑で探しても類似の花が多くよく分からない、とにかくいたるところに咲いていた。)

午前8:30にツエルマットの宿を出発、登山列車で3130mのゴルナーグラート展望台へ行き、360度の素晴らしい展望を楽しんだ後、高原ハイキング、広大な視界にいつも天に突き刺さるようなマッターホルンが聳えていて、気分爽快。 リュッフェルベルク…

 スイス旅行④(画像はグリムゼル峠から歩いて観光できるローヌ氷河の中のトンネル、氷河の見事な青色が天井から降りそそぐ)

この日はウェンゲンの宿から約3時間のバス移動、途中グリムゼル峠2165mとフルカ峠2431mというスイスの有名な峠道を越える。日本も山国なので峠道が多いがこの時通った峠のような険しい峠は余り見たことがない。バイクが何台も楽しそうにバスを追…

 スイス旅行③(画像は整備されたハイキングコースの正面に聳えるアイガーの北壁、この絶壁の中を登山鉄道が登って行き、窓から外が覗ける。)

午前9時に宿をでてロープウェイを使ってメンリッヒェンへ昇り約2時間のハイキング。山岳地帯の初夏らしく一斉に高山植物が花開いていて一面のお花畑、その向うにアイガーのを含む4000m級のスイスアルプスが立ちはだかり、どこを向いても絵葉書の世界…

 スイス旅行②(画像はベルン市内の随所に立っている噴水の装飾の一つで子供をとらえて食べる怪物像、修学旅行の子供たちが怖そうに見上げてなかなかの人気)

現地の一日目は、チューリッヒから約1時間バスで移動してルツェルンへ、市内で瀕死のライオン像と欧州最古の屋根付き橋、カペル橋を観光。さらに約2時間バスで移動してベルンへ行き、世界遺産になっている旧市街を観光。その後、約1時間半をかけてラウタ…

 スイス旅行①(画像は旅行中の早朝に見たマッターホルンの夜明け)

今日からスイス旅行、成田発11:30のKLMのKL−862便でアムステルダムへ、そこで乗り継ぎ、スイスのチューリッヒへ、アムステルダムで4時間25分の待機時間があり、約17時間の移動時間。現地時間で22:10分到着、宿に着いたのは22時半ご…

 『冠婚葬祭のひみつ』斎藤美奈子著(岩波新書)

斎藤美奈子さんの本とは、「妊娠小説」からの長年の読者、斬新な角度からの明快な評論が気に入って、新刊が出るたびに読んできた。複雑に意味が混ざり合うようなごてごてした概念砕きが上手で、彼女独特のの実も蓋もなくなるような評論のファンの1人。 本書…

 退職者の梅雨模様

梅雨前線が停滞して ぐずついた天気が続いている 散歩に出ても傘が手放せない。 今日も歩き出してしばらくすると 細かい粒がふわふわと落ちてきた 傘をさすタイミングが難しい 粒が大きくなり落ちる勢いが強くなって 傘を広げたがじきに雨粒に元気がなくなっ…

 『龍時01−02』 野沢尚著 発行文芸春秋

サッカーのワールドカップ・ドイツ大会が始まり、マスメディアの関心がサッカーに集中、手を変え品を変えして、サッカー関連の報道に明け暮れている。この国のチームは、先日、後味の悪い負け方で初戦に敗退した。どのように勝つか負けるか、そして、勝って…

 映画・ダヴィンチ・コードの印象記

先日、ダヴィンチ・コードの映画を見に行った。開始時間の10分ほど前に映画館についたら、30人ほどの行列が出来ていたのに、吃驚。評判になっているような映画を余り見たことがないので、本当に吃驚した。 見た印象は、1000万部売れたという原作を何…

 フリーター&ニート問題の本当の深刻さ(近所の雑木林に姿を見せるようになってきたミノムシ、盛んに葉っぱを食べてすこぶる元気)

11日の朝日新聞の社説「フリーター 「氷河期」の若者を救え」を読んでいて、同感したフレーズを見かけたので、その部分をまず引用する。景気回復が言われている陰で、取り残されようとしている就職氷河期時代に就職に失敗した若者達の高齢化を憂えた文章に…

 現代詩に目を開かされた「氷った焔」の詩人、清岡卓行さん死去

新聞の社会面をひらくとすうっと視界に浮かび上がってくる見出しがあるのが不思議だ。殺伐とした世相を反映して大きな見出しが躍っていても、お悔やみの記事がなぜか目に飛び込んできた。詩人で小説家の清岡卓行さんが83歳で6月3日に亡くなったとの記事…