2008-03-01から1ヶ月間の記事一覧
散歩で街を歩いていると、ソメイヨシノに負けないほど豪華に咲き匂っている白くて細かい帯状の花がある。日差しを浴びて、公園や庭の一角に雪が降り積もったようなボリュームで咲き誇っている。持ち上げてみると、長い猫の尻尾のような花の帯、細かい花弁無…
子どもの頃、何匹も猫を飼っている家庭で育ったので、いまでも猫には相当の愛着をもっている。猫と暮らしたことがあるので、猫の身勝手さというか、独特の行動パターンを周知していて、簡単に飼ってみる気になれないでいる。気立てのいいよそ様の飼い猫を撫…
昨日、所沢市内を流れる東川沿いの桜を見に行った折、見事に咲き誇るレンギョウの真っ黄色の花に、目を引かれた。全国どこにでもある春の到来を告げる花として、よく知られている花だが、ピンクの桜との対照で、存在感があった。東川も桜の根元がさびしいの…
午前中、自宅から乗り物抜きで、歩いて桜の東川の桜を見に行ってきた。日中の咲き初めの頃に行ったのは今回が初めてなので、400本あまり植わっているという桜にも、ソメイヨシノだけではなく、いろいろの種類があることを初めて知った。川の両脇に植わってい…
面白い読み物の書評家・推薦者として最も信頼している一人の北上次郎さんの書評本を見つけたので紹介しよう。このブログで以前に『冒険小説論』http://d.hatena.ne.jp/toumeioj3/20070507を紹介したことがあるが、この本はその副読本にあたる本という位置づ…
数日前の新聞でアーサー・C・クラーク氏の死去が報道されていた。現役最高のSF作家の一人と評価していた人だけに悄然となった。実現していないテクノロジーの未来を創造することは、実際に頭をひねってみるといかに難しいことかよく分かるが、科学技術の未…
ネットを検索していてたまたま笹原さんの筆名を、古い教育雑誌の目次の中から見つけ、珍しい冊子を入手した。角川書店発行の「国語科通信NO.30 特集現代詩へのアプローチ」という48ページ足らずの小冊子、昭和50年12月1日発行、西暦になおすと1975年。30年以…
3月に入って、ぐんぐん伸びてきた自宅のアマリリスが、立派に開花した。手のひらで握ったオムスビほどの大きさの球根のどこにこんなエネルギーが潜んでいたのかと思うくらい、伸びてくる葉っぱも蕾の茎が大きい。 数日前から、ラッパ状の花が開き始めて、今…
ネットで予約した図書が確保できたというメールが入っていたので、所沢図書館にいった。このネットで検索して予約できるという図書館のサービスほどありがたいものはない。悪い癖で、日が暮れてから、それも深夜になってからはなおさら、突然に読みたい本が…
ここ数日最低気温が10℃を下らない日が続き、すっかり春めいてきた。今日は、自宅から北の方に広がる武蔵野の農作地帯を歩いてきた。途中、農地を耕運機で耕している人や、勢いづいてきた雑草取りをしている人など、農作業をしている農家の人と何度も挨拶を交…
この詩集の表紙に使われているのは、ロダンの彫刻「三人のファウナ」の切り抜き画像。この作品は、国立西洋美術館が所蔵している名品の一つ。ファウナとは、森の妖精のこと、無邪気に踊る三人の若い裸の娘像。体重を失ったかのように軽々として三人の体がふ…
今朝の朝日新聞の一面に、このところマスコミの話題になることが多い新銀行東京に関する気になる記事が出ていた。経営上の問題点を指摘するが聞き入れられず、当該銀行に見切りをつけてやめた人が、役員にも行員にも多数いたという指摘。 何が気になったかと…
◎少女マンガの70年代 1970年代は、少女マンガの歴史のなかで、対象とする主題が拡大し、表現の質そのものが飛躍した変革の時代と呼びたくなるような収穫の多い時代だった。この時期、華やかな隆盛を誇っていた少年マンガの水準に肩を並べるかそれ以上の傑作…
「赤毛のアン」の原作がカナダで出版されたのが1908年、今年でちょうど100年になる。ネットを検索していたらそんなニュースがヒットした。記事を読むと、新潮文庫の村岡花子訳の省略部分を補った新装版の企画がすすんでいるらしい。年内に、赤毛のアン関連の…
先日、テレビの真似をしてエノキを天日で乾かして乾燥エノキを作ってみた。武蔵野の冬は晴天続きで湿度が低いので、エノキは何と一日で紙ひものようになってしまった。きのこを乾燥することに興味を持ったのは、第1に素晴らしく簡単だったから、こんなに簡…
日の出が早くなっており、目覚めると、南側の窓に朝日がさして、カーテンが弱い熱を含んでいる。近所を歩くと、方向によって、風に後押ししてもらったり、風に押し戻されそうになったり、歩き方に多大な影響が出てくる。これから散歩日和が増えそうだ。 風の…