武蔵野日和下駄

10歳から続く乱読人生、年季の入った活字中毒、頭の記録メディアがダウン寸前、記憶のダイエット装置

 春の陽光を受けて眩しいユキヤナギ


 散歩で街を歩いていると、ソメイヨシノに負けないほど豪華に咲き匂っている白くて細かい帯状の花がある。日差しを浴びて、公園や庭の一角に雪が降り積もったようなボリュームで咲き誇っている。持ち上げてみると、長い猫の尻尾のような花の帯、細かい花弁無数にあつまり、何本もの帯を集めて、全体として見事な存在感。枝が柳のように垂れるのと、白い花をつけるのでユキヤナギ、別名で小米花とも呼ぶらしい。
 甘い香りが周囲に漂い、昆虫たちを誘っている。思わず見とれるほどに見事な咲きっぷりの花邑。小さな株だと淋しいので、大きな塊に育てたい。 (画像は、航空公園の南側の入り口付近にかたまって咲いていた見事な株のユキヤナギ