武蔵野日和下駄

10歳から続く乱読人生、年季の入った活字中毒、頭の記録メディアがダウン寸前、記憶のダイエット装置

少し元気に その八

24日からの記録的な寒波は凄かった。

夕方までは大したことないかなと侮っていたら

夜半ごろから北風が急に強くなり

布団のなかで荒れ狂う赤城下ろしになすすべもなく

翌朝になって初めてホゾ噛む思いを味わった。

 

ガス給湯器の配管が凍結、お湯を使いたくてもガスに点火しない。

冷たい水は出るのでトイレには困らないけれど、

炊事担当のツレは困惑しきり

私も冷たい水で洗面することを思うと切なくなった。

あわててマニュアルを読み直し凍結した場合の処置をとり

気温が上昇するのを待つことにした。

 

あまりに寒いので毎朝の散歩をやめにして

敷地周辺の見回りにでた。

北側にあるヤマザクラの大木の枯れ枝が

強風に耐えきれず折れて地面に横たわっていた。

大人のスネほどの太さがある長い枝が複数に折れて寝ていた。

人気のない深夜のアクシデントで幸いだった。

 

ガス給湯器は25日も回復せず

気温が上昇した26日の昼頃やっと回復した。

ほとばしる熱い湯に手を入れてしっかりと手を洗った。

マニュアルを改めて読み直した。

 

所沢で用事を済ませて帰り、31日から早朝の散歩を再開した。

遊歩道になっている山道にいっぱいスギやサクラの枯れ枝が

強風で折れて地面に落ちていた。

太いのや枝先の生きのよい枝まで

場所によっては足の踏み場もないほどに地面を覆っていた。

余程強くて複雑に捻るような風が吹いたのだろう。

 

24から25にかけての寒波は各地で被害を残したようだが

赤城山麓でもそれなりの影響があった。