武蔵野日和下駄

10歳から続く乱読人生、年季の入った活字中毒、頭の記録メディアがダウン寸前、記憶のダイエット装置

2010-06-01から1ヶ月間の記事一覧

 『人国記・新人国記』 著者不詳 浅野建二校注 (発行岩波文庫1987/9/16)

県民性などという、地域風土が人格の形成に影響するという考え方の、古典的なお手本のような書物、何時ごろ誰が書いた物なのかよく分かっていないが、文体に統一性があるので特定の個人が記した物と言われている。交通の便がわるかった戦国時代以前の大昔、…

 『図書館に訊け!』 井上真琴著 (発行ちくま新書2004/8/6)

電子書籍の普及が図書館に与える影響を調べようとウロウロしていて、偶然にこの新書に行き当たった。図書館業務に精通した現役の図書館関係者の本と期待したのだが、深く広く図書館活用法を説いて、非常に有益だった、ベスト図書館取扱説明書として紹介して…

 『サルヴァスタイル美術館』のご案内

かなり前に、ネット上で絵画作品を閲覧できるサイトを探していて見つけ、5年以上も折に触れて訪問、ますます内容が充実してきているこのWeb美術館を、いつか紹介しようと思いながら、つい延び延びになっていた。今回、思い切って紹介してみたい。何よりも、…

 壇ファミリーの食べ物エッセイ(壇太郎を中心にして)

書庫を整理していたら、懐かしい本が出てきた。壇一雄の「壇流クッキング」「美味放浪記」、そのご子息の壇太郎さんの「新・壇流クッキング」「自由奔放クッキング」、太郎さんの奥さん壇晴子さんの「檀流クッキング入門日記」「わたしの檀流クッキング」な…

 『NHKためしてガッテン流 死なないぞダイエット』 北折一著 (発行アスコム2007/9/10)

この世に生まれ出て60有余年、意識してはかつて一度もダイエットに取り組んだことはなかった。先日、「ためしてガッテン」という生活情報番組をみて、「計るだけダイエット」の話題が面白かったので、関連の書籍を図書館から借りてきた。一読、何時誰が襲わ…

 新河岸川水系の身近な川の一斉調査

新河岸川水系の身近な川の一斉調査に行ってきた。全国の環境関連の市民団体によるこの催しに参加するようになって、もう10年以上になる。 (右の画像は、協力的な高校の化学教室に集合、採取してきた水を検査しているところ、左の画像は砂川堀のサンプリング…

 『ペットと社会 (ヒトと動物の関係学 第3巻)』 森裕司著, 奥野卓司著 (発行岩波書店2008/12)

この本はペットの可愛らしさや、ペット共に暮らす生活の楽しさなど、ペットブームを当て込むようなセールススピリットとは全く無縁の、現状におけるこの国のペットが抱える様々な問題を客観的に把握、冷静に解決の方向性を手探りするという、画期的な内容の…