武蔵野日和下駄

10歳から続く乱読人生、年季の入った活字中毒、頭の記録メディアがダウン寸前、記憶のダイエット装置

2009-01-01から1年間の記事一覧

 インドツアーで行ったインドの世界遺産地図

今回のインドツアーで行った世界遺産をインドの地図に落としてみた。北西部のほんの一部をまわっただけだということがよく分かる。日本なら国の半分くらい移動したことになるのに、インドは広い。 旅行サイトさんの地図を借用させて頂きました。優れた旅の情…

 インドツアーこぼれ話(観光バス)

食事と花々を追加して、インド旅行の話を終わりにしようと思っていたが、どなたも書いていらっしゃらないようなので、インドで体験した観光バスのことについて記しておこう。 (1)まず吃驚したのは、運転席と客席ががっちりした窓枠で、きっちりと仕切られ…

 インドツアーで出会った乾期の花々

インドは広いので各地域によってずいぶんと気候に違いがあるらしいが、基本的にはモンスーン気候、今回行ったのは11月から2月までの比較的涼しくて乾いている日が多い時期、どんな花に出会えるか興味があったのだが、他の季節は知らないので、多かったのか少…

 インドツアーの食事

インドでは、毎日お決まりのようにカレーを食べた。「インドにないのはカレーライス」という冗談があるが、強烈に辛いのからそれほどでもないのまで、多種多様なカレーの毎日だった。日本人向けに辛さ控えめだったのか、むしろ辛みが足りないようなカレーが…

 インドツアー印象記(8)

今日は、インド世界遺産観光の最終日、最初に行ったのはタージマハール、<観光した世界遺産の11番目>登録基準の(1)に当たるとする文句なしの世界遺産である。 この日3つの世界遺産を見て、夜には帰国するという時間の都合と、朝日を浴びるタージマハー…

 インドツアー印象記(7)

ガイドの言うには、この日の観光は前日の長距離移動の疲れが吹っ飛ぶような、素晴らしさだという、寝不足の目をこすりながらバスに乗り、目的地へ。 この日の<観光した世界遺産その10>はカジュラホ寺院群、登録基準の1番と3番あたる。この世界遺産は何よ…

 インドツアー印象記(6)

素晴らしい石窟寺院を見過ぎて注意力が散漫になってきていたので、この日の古代遺跡は新鮮だった。 <観光した世界遺産その8>ビンベットカのロック・シェルター群は、登録基準の3番と5番に適合するらしい。1万年以上前の中石器時代にインドで暮らしていた…

 インドツアー印象記(5)

毎日、寺院ばかり見ていて少し好奇心が疲れてきた。現地のガイドさんの話では、インド人のほとんどが何らかの宗教を信仰しているという。ちなみにインドの人口に占める各宗教の割合をWikipediaから引用すると以下のようになる。 (上の画像は合成したアジャ…

 インドツアー印象記(4)

この日最初に行ったのは、数ある世界遺産の中でもとりわけ有名な<観光した世界遺産その6>エローラ石窟寺院群、登録されたのは1番と3番、4番の基準を満たしているからだが、現地を一目見ればその圧倒的な宗教的造形を前にして、出てくるのは驚嘆のため息だ…

 インドツアー印象記(3)

この日も朝早くホテルを出て、有名なホテルタージマハールのすぐ脇のアポロバンダと言う小さな港から貸し切りの舟に乗り、1時間ほどかけてエレファンタ島へ。 小さな船着き場が桟橋の先端にあり、そこから500mほどをオモチャのような汽車で運ばれ、100段ほ…

 インドツアー印象記(2)

今回のツアーは中部と北部のインドの世界遺産を出来るだけたくさん見るのがテーマの、非常に分かりやすいツアー。通過する町や村にはほとんど興味を示さず、ガイドは訪れた世界遺産に集中するという明快なもの、かなり割り切った内容のツアーだった。 ちなみ…

 インドツアー印象記(1)

この日は一日全部が移動、早朝の4時に起床、5時に予約しておいたタクシーで近くの駅前のバス乗り場に行き、成田直行のバス便で空港へ。 12時発のインド航空で約九時間をかけて、この日の夕方には首都デリーに到着。機内で古典的なミステリーを一冊読み終わり…

お休みします

明日から24日まで 旅行に出かけて お休みします。

 『この一身は努めたり 上田三四二の生と文学』 小高賢著 (発行トランスビュー 2009/4/2)

この本の書き出しを読んで、上田三四二が亡くなってもう20年になることに気がつき、驚いた。彼の短歌や小説よりも、エッセイや評論が気に入っていて随分楽しませたもらった。本書を手にしたのは、医師という本業を持ちながら、文学的に多くの業績を積み上げ…

 コンパクト・デジタルカメラの世界への驚き

日頃使っている一眼レフデジカメが重くてかさばるので、手軽なポケット用として、思い切ってコンパクト・デジカメを購入してみて驚いた。カメラとしての機能が飛躍的に進歩していることと、記憶メディアがとんでもなく安くなっていることに驚嘆した、8GB…

 見上げんばかりの皇帝ダリアと足下の菜の花

先日は、東の方面を歩いたので、今日は北へ。住宅街を外れ、農地が始まってすぐのところに、丈高く伸びて咲いている立派な花を見つけた。近寄ると、2m以上もある冬空の高いところで、鮮やかな花を開いている。蕾の数も多いので、まだまだこれからも咲き続け…

 サザンカの花の時期の難しさ

サザンカの花の時期は長い。自宅の周りでは、10月の後半あたりから咲き出して、少しずつ花びらを散らしながら、今もまだ咲いていて、例年は年を越してもまだ花を付けている。落ちた花びらは、時間が経って雨などに当たるときたない感じになるので、こまめに…

 武蔵野の小春日和

11月の後半から、天候の変化が激しい。暖かい日は10月を思わせ寒い日は1月を思わせる。最高気温が15度を越えたり10度以下にとどまっていたりで、こちらの気分も体調も天候に大きく左右される。 今日は、絵に描いたような小春日和、午前中に用事をすませて、…

 Google日本語入力をインストールしてみた

今月の12月3日付けで、グーグルジャパンから、新しい日本語入力ソフトのベータ版が無料公開された。ネット上を検索してみたら、なかなか評判も悪くないので、さっそくインストールして使ってみた。今、この記事を入力しているのも、その<Google日本語入…

 カメラのストラップの結び方

カメラの下げ紐、ストラップの結び方が気になって、ネットをチェックしてみたら、大きく2種類の方法があることが分かった。 メーカーの取扱説明書でも、二通りある。私がこれまでやって来たやり方は、右の図のような締め方、キャノンの取り扱い説明書からお…

 『ウッシーとの日々』 はた万次郎著 (発行集英社文庫2004/2/25)

以前、2005年12月8日の日付で、このブログにはた万次郎著「北海道田舎移住日記」の感想を書いた。同書を読んで以来、はたさんの著作には興味を引かれていたが、買うまでには至らなかった。ところが先日、近所のbookoffの105円コーナーで4冊揃いで「ウッシー…

 初冬の焚き火は楽しくて暖かい

昨日、仲間と雑木林の清掃に行ってきた。その時、簡単なかまどを使って焚き火を燃やした。燃料は辺りにいっぱい転がっている枯れ枝を集めれば、無限にちかいほど簡単に集まる。 点火の初めはくすぶっているが、火力が安定してくると何を入れてもよく燃える。…

 隠れた名所、素晴らしい銀杏並木

武蔵野の最低気温も10度以下となり、一気に秋が深まり、初冬の気配が色濃くなってきた。葉を落とさないで頑張ってきた木々も一気に色づき、風が吹くと町中に落ち葉が舞い落ちて地を走り回る。 所沢市内に<国立身体障害者リハビリテーション病院>という長い…

 『書評メタ検索−本と書評(ブックレビュー)の横断検索!』のご案内

読みたい本に出会う機会として書評を利用する方は多いと思う、私もそうだ。時には、書評そのものの書き方や表現それ自体を楽しむために、書評を読むこともある。著者の本に対する姿勢というか、距離の取り方や書籍情報へのアンテナの広げ方などが面白くて、…

 召しませ、カリンシロップ

八百屋の店先に薫り高いカリンがでるようになってきた。散歩していても、民家や農家の庭先に、黄色く熟したカリンが実を付けているのを見かけるようになった。果汁が、喉に良いと昔から言われており、それにあやかってカリンの名前を付けたいろいろな商品も…

 召しませ、初冬の味覚<葉わさびしょうゆ漬け>

お気に入りの野菜スーパー「ヤオフジ」で、<葉わさび>のパックを見つけた。売れ残っていた最後の1パックだったらしい、すぐに買い物かごに入れた。春先には<花わさび>と言う名で、愛らしい白い花を付けたものがでるのを楽しみにしている。今は初冬、この…

 『もっと本を!!再読ガイド』のご紹介

朝日新聞の土曜版の読書コラム「もっと本を!!再読ガイド」は、日曜版の本格的な書評ページよりもひねりのきいた洒落た味があり、毎回楽しみにしている。 スタイルは、初めの導入のスッキリしたお勧め本の紹介を皮切りに、そのイントロを切り口に毎回書店員…

 『アルゲリッチ・コレクション1(8CD)』 DG Collectors Edition アルゲリッチ・ソロ・ピアノ・レコーディングス

このところアルゲリッチの8枚のCDをウォークマンに取り込み、散歩の折などに聴きながら、驚異的な鍵さばきと溢れんばかりの絢爛たる音響の世界を楽しんでいる。私は彼女の演奏から得も言われぬエロチシズムの迸りを感じる。 アルゲリッチの演奏を聴いてい…

 オナガの巣

6月19日の記事に、オナガの巣立ちのことを書いた。そのニセアカシアの茂みの中にしつらえてあった古巣が、紅葉から落葉へと季節が移り変わり、遮る茂みがなくなって、周りから見えるようになってきた。 枝の形を上手に使用した、住み心地の良さそうな安定感…

 狭山丘陵の湿地

昨日、狭山丘陵に不法投棄されたままの残土山周辺の水質調査で、早稲田大学所沢キャンパス内に拡がる大きな湿地に入る機会があった。自然豊かな谷間の、水田の耕作放棄地が時の経過と共に、元の湿地に戻ろうとしている有様が、何とも言えず気に入った。 大学…