武蔵野日和下駄

10歳から続く乱読人生、年季の入った活字中毒、頭の記録メディアがダウン寸前、記憶のダイエット装置

2009-11-01から1ヶ月間の記事一覧

 『ウッシーとの日々』 はた万次郎著 (発行集英社文庫2004/2/25)

以前、2005年12月8日の日付で、このブログにはた万次郎著「北海道田舎移住日記」の感想を書いた。同書を読んで以来、はたさんの著作には興味を引かれていたが、買うまでには至らなかった。ところが先日、近所のbookoffの105円コーナーで4冊揃いで「ウッシー…

 初冬の焚き火は楽しくて暖かい

昨日、仲間と雑木林の清掃に行ってきた。その時、簡単なかまどを使って焚き火を燃やした。燃料は辺りにいっぱい転がっている枯れ枝を集めれば、無限にちかいほど簡単に集まる。 点火の初めはくすぶっているが、火力が安定してくると何を入れてもよく燃える。…

 隠れた名所、素晴らしい銀杏並木

武蔵野の最低気温も10度以下となり、一気に秋が深まり、初冬の気配が色濃くなってきた。葉を落とさないで頑張ってきた木々も一気に色づき、風が吹くと町中に落ち葉が舞い落ちて地を走り回る。 所沢市内に<国立身体障害者リハビリテーション病院>という長い…

 『書評メタ検索−本と書評(ブックレビュー)の横断検索!』のご案内

読みたい本に出会う機会として書評を利用する方は多いと思う、私もそうだ。時には、書評そのものの書き方や表現それ自体を楽しむために、書評を読むこともある。著者の本に対する姿勢というか、距離の取り方や書籍情報へのアンテナの広げ方などが面白くて、…

 召しませ、カリンシロップ

八百屋の店先に薫り高いカリンがでるようになってきた。散歩していても、民家や農家の庭先に、黄色く熟したカリンが実を付けているのを見かけるようになった。果汁が、喉に良いと昔から言われており、それにあやかってカリンの名前を付けたいろいろな商品も…

 召しませ、初冬の味覚<葉わさびしょうゆ漬け>

お気に入りの野菜スーパー「ヤオフジ」で、<葉わさび>のパックを見つけた。売れ残っていた最後の1パックだったらしい、すぐに買い物かごに入れた。春先には<花わさび>と言う名で、愛らしい白い花を付けたものがでるのを楽しみにしている。今は初冬、この…

 『もっと本を!!再読ガイド』のご紹介

朝日新聞の土曜版の読書コラム「もっと本を!!再読ガイド」は、日曜版の本格的な書評ページよりもひねりのきいた洒落た味があり、毎回楽しみにしている。 スタイルは、初めの導入のスッキリしたお勧め本の紹介を皮切りに、そのイントロを切り口に毎回書店員…

 『アルゲリッチ・コレクション1(8CD)』 DG Collectors Edition アルゲリッチ・ソロ・ピアノ・レコーディングス

このところアルゲリッチの8枚のCDをウォークマンに取り込み、散歩の折などに聴きながら、驚異的な鍵さばきと溢れんばかりの絢爛たる音響の世界を楽しんでいる。私は彼女の演奏から得も言われぬエロチシズムの迸りを感じる。 アルゲリッチの演奏を聴いてい…

 オナガの巣

6月19日の記事に、オナガの巣立ちのことを書いた。そのニセアカシアの茂みの中にしつらえてあった古巣が、紅葉から落葉へと季節が移り変わり、遮る茂みがなくなって、周りから見えるようになってきた。 枝の形を上手に使用した、住み心地の良さそうな安定感…

 狭山丘陵の湿地

昨日、狭山丘陵に不法投棄されたままの残土山周辺の水質調査で、早稲田大学所沢キャンパス内に拡がる大きな湿地に入る機会があった。自然豊かな谷間の、水田の耕作放棄地が時の経過と共に、元の湿地に戻ろうとしている有様が、何とも言えず気に入った。 大学…

 止まっていた腕時計

早朝の散歩に出かけた折 駐車場に帰る時刻を決めようと時計を見たら いつの間にか秒針が動きを止めていた。 ささやかな不意打ちだったが 気持ちがつんのめり狼狽してしまった。 恐らく、このようにして 自分の鼓動もいつかは動きを止めるのかな という類推が…

 公園の一本のプラタナス

早朝の散歩を楽しんでいる航空公園の東側に1本のプラタナスがある。その大きめの葉がこのところめっきり色づいてきた。周囲に広く芝生の空間を取ってあり、比較的大きな空間を占有している。 春の花を付け実を結ぶ頃から、冬の裸の枝を寒風にさらす季節まで…

 朝靄の彼方から日の出

今朝の武蔵野は、昨日に比べてやや冷え込みが和らいで穏やかな晴天、散歩に出かける途中で、朝靄の向こうから昇ってくる日の出を見た。輪郭がくっきりしているのに風景の細部がやさしくぼやけて、なかなかの情景だった。 車を止めてシャッターを押していたら…

 武蔵野に遂に初霜

一昨日の夜半、北風が強く吹いて、関東地方に今年初めての木枯らし1号の訪れがあったと思ったら、晴れ上がった昨晩の冷え込みで、遂に武蔵野の一部に初霜が降りた。昨年の経験で、寒さに弱い農作物は、この初霜を契機に一気に枯れてしまうことが分かっている…

 11月上旬の早朝散歩、武蔵野の秋たけなわ

11月上旬ころの武蔵野の日の出は、ちょうど午前6時頃、気温も次第に低くなり、晴れた夜の朝は、放射冷却のために大気が地表よりも低くなり、地面を這うようにして地上すれすれの朝靄が発生して幻想的な情景を見せてくれる。 定刻の5時に起床して、朝のコーヒ…