武蔵野日和下駄

10歳から続く乱読人生、年季の入った活字中毒、頭の記録メディアがダウン寸前、記憶のダイエット装置

 召しませ、カリンシロップ


 八百屋の店先に薫り高いカリンがでるようになってきた。散歩していても、民家や農家の庭先に、黄色く熟したカリンが実を付けているのを見かけるようになった。果汁が、喉に良いと昔から言われており、それにあやかってカリンの名前を付けたいろいろな商品も売られている。
 先日、八百屋で買ってきた3個のカリンが熟してきて、良い香りを放ちはじめたので、今年は、カリンのシロップを作ってみることにした。 (画像は、出来上がったビンのカリンシロップ、夕焼け色が嬉しくて毎年カリンを買っています)
(1)カリンの実3個をタワシでごしごしよく洗い、皮を付けたまま切り、種を取り除いて、厚めのイチョウ切りにする。
(2)300ccの水と共に、圧力鍋で5分間煮て10分蒸らし、柔らかくなった果肉をつぶしておく。
(3)放置しておいて冷めたら、きれいなふきんに包み、煮汁を漉し取る。
(4)漉した煮汁に300gの砂糖を加え、普通のステンレス鍋で少し煮詰める。鮮やかな夕焼け色になってとろりとしてきたらできあがり。
(5)煮沸消毒したビンに熱いまま移して自然に冷まし、冷蔵庫で保存する。
 喉の調子がすぐれない時などに、適量をお湯にとかしアルコールなどをたらして呑むと、喉の辺りが温まりほかほかしてきます。