武蔵野日和下駄

10歳から続く乱読人生、年季の入った活字中毒、頭の記録メディアがダウン寸前、記憶のダイエット装置

 花梨ジャムとキウイジャムの作り方

toumeioj32005-12-18

 今日は大陸からの強い寒波がふきつけて、冬の本格的な到来を告げている。実りの秋を過ぎたが、取り残した果実が凍りつく前に、最後の花梨とキウイを収穫した。気分転換に先週の時間がある夜長にジャム作りをしてみたので紹介しよう。
 花梨は<のど飴>が商品化され売られているように乾燥した冬の空気にやられがちな喉に効くことを期待して。キウイは、独特のうまみを少し長く楽しむため。市販のジャムは、保存を考えて薬品類が添加されているが、手作りジャムは素材と砂糖のみ、安心して楽しめるというもの。
 【花梨ジャムの作り方】 (材料) ①花梨500g、②グラニュー糖500g、③水500g。
 (作り方) ①花梨を二つに割り、種を除き、数ミリの厚さのイチョウ切りにする。②花梨と同量の水を加えて鍋で煮る(私は圧力鍋で5分ほど煮た)。③鍋の中の煮えた花梨を突き崩し、綺麗な布巾で煮汁を濾し取る。⑤濾し取った煮汁にグラニュー糖を加え、灰汁を丁寧に捕りながら、中火で煮詰める。この時、鍋の中が美しい夕焼け色に変化するのでここが一番うれしい。適度な粘りがでたら火を止め出来上がり。⑥あらかじめ煮沸消毒しておいた保存用のビンなどに熱いうちに移し、熱いうちに蓋をして熱をとる。冷蔵庫で半年ほど保存できます。ただし、一度蓋をあけたら1週間以内に食べてしまうこと。※お湯で薄めて呑んでも、紅茶にいれても美味しい。ヨーグルトに加えるとヨーグルトの白に夕焼け色が混ざって美しい。喉がほんわかするので冬用の甘みとして是非お試しあれ。
 【キウイジャムの作り方】 (材料) ①キウイ500g、②グラニュー糖500g。水は使いません。③レモン半分の絞り汁。
 (作り方) ①キウイの皮をむき、色を綺麗にするために白い芯を除き、4分の1に刻み、ミキサーで粉砕する。②キウイのどろどろ液に同量のグラニュー糖を加え、中火で煮詰める。③レモン汁を加え、適度なとろみが出てきたら火を止めて出来上がり。保存の手順は花梨ジャムと同じ。水を使わないので煮詰める時間は最小限にとどめ、キウイの甘い香りと色、うまみを閉じ込めたジャムにしたい。キウイジャムも花梨ジャムのようにいろいろ楽しめる。果樹園などに残っているものをまとめて処理すると、寒い冬のお楽しみになります。