武蔵野日和下駄

10歳から続く乱読人生、年季の入った活字中毒、頭の記録メディアがダウン寸前、記憶のダイエット装置

2006-03-01から1ヶ月間の記事一覧

 大毛島の内海、ウチノ海スカイラインと徳島県内気ままドライブ(画像は、展望ポイントから見下ろすウチノ海の景観)

公共の乗り物と自分の足だけでは、行動半径に限界があるので、この日はレンタカーを借りて気ままなドライブ。まずは、二日間世話になった大毛島の探訪、この島は天然の素晴らしい内海を抱えており、昔は多分(推測に過ぎないが)海賊や水軍の基地として最良…

 誰もが名前だけは知っている鳴門(ナルト)の渦潮観光(画像は渦の道から見下ろした観光船と渦潮)

この日は、国民的な知名度をもつ鳴門海峡の渦潮を見物することをメインに行動した。以前にもツーリングでこの近くまで来ているが、時間の都合で渦潮なるものを見逃してしまっていたので、今回は2度目の正直と言ったところ。 大潮の時刻までに余裕があったの…

 大塚国際美術館見学の印象記(画像は近くの別の展望台から美術館周辺を俯瞰したもの、小高い丘がそっくり施設と一体化している様が分かるかな)

四国の徳島におもしろい美術館があるという話を伝え聞き、一度行って見たいと思っていたが、ちと遠いのと日程の都合で行く機会がなかった。今度ようやく時間にゆとりができたので思いきっていってきた。羽田から徳島空港行きのスカイエアラインで約1時間、…

 澄明な空気の中の朝の散歩(画像は、ようやくほころび始めた航空公園の桜、今週末が花見の見ごろか)

6時に起床して朝の一連の儀式を済ませ生ゴミを出し、さて、今日の朝の散歩は南へ向かう。住宅街を横切り、通信基地の脇の緩やかなのぼりを一気に横切り、航空管制施設の横をぬけて航空公園に入る。気温は体感では10度前後、パラシュートの生地のウィンド…

 退職後の残務整理・身辺整理(画像は近所を散歩していて見つけた梅)

30年は短いようで長い、また、長いようで短い。時間の経過をめぐる感慨は、手のひらを翻すほどにも簡単にひっくり返る。長いという意味は、仕事の関係で積もり積もった資料の山が、崩れそうなほど溢れかえっていること。1年ごとに整理してきたつもりでも…

 定年退職を迎えた日の感想(画像は、近所の親しい方からいただいた素晴らしく豪華なお花、どの部屋に置いてもその部屋が豪華な部屋に変身、花の威力は凄い)

30数年働いた仕事に今日、一応の終止符がうたれた。職場のメンバーとの食事会でお祝いされ簡単なスピーチをやらされた。私にとっては、今日に至るまでの期待に満ちた数年間が、わくわくしてずいぶんと楽しかった。とりわけ、この1年は、<働かざるもの食…

 『猫〜その瞳に魅せられて〜 岩合光昭写真展』印象記 所沢市民文化センター・ミューズ・ザ・スクエア(画像は、入場料のチケットに写っていた岩合さんの猫の写真、素晴らしい表情を見せているので使わせていただいた。)

岩合さんの珍しい猫の写真展の最終日、行きたいと思っていたが都合が付かなくて今日やっと散歩をかねて見てきた。この写真展に是が非でも行きたかったのには理由がある。 一つは、私も猫が好きなので何度もカメラを向けたことがあるが、ほとんどの場合、逃げ…

 『長谷川潔展』印象記(横浜美術館) 

昨日、横浜まで足を伸ばし、1月から開催されている版画家の長谷川潔展へ行ってきた。自宅から車で出かけたのだが、陽気がよくなった土曜の日中だったので、各地で渋滞と遭遇、行き帰りを含めて一日仕事になってしまった。横浜美術館には初めて行ったが、多…

 武蔵野の特異気象、関東だけ春の陽気(画像は航空公園の菜の花)

関東の片隅に暮らしていて、時々この地域の気象が不思議に思えることがある。今日がまさにそんな一日。全国的に北よりの風が吹いて、各地で冬に逆戻りしたような天候となりあちこちで雪もちらついたというのに、武蔵野のこの一帯は気温が15度を越えるポカ…

 『翼はいつまでも』川上健一著(集英社文庫)

爽やかな涼風が吹きつけてくるような思春期物語。<翼はいつまでも>などという大人が気恥ずかしくなるような題名だったので、気後れしながら読みはじめたが、じきに気にならなくなった。文章に気取った文芸臭がなく描写がストレート、読みすすめるのに何の…

 早朝散歩に手袋が要らなくなったこと(画像は、休日の散歩の折、日の当たる庭の隅でみつけた見事な葉牡丹)

寒い日と暖かい日を繰り返しながら、三寒四温とはよく言ったもの、次第に寒気が緩み徐々に春めいてきた。毎朝の散歩の時、指先に突き刺さるような寒さが耐えがたく、手袋を手放せなかったのが、いつしか手袋なしで平気になってきた。フリー百科事典『ウィキ…

 『アランフェス協奏曲』村治佳織(ギター)新日本フィルハーモニー交響楽団

かなり以前に出たCDだが、スペインへの旅行を計画しているので、久しぶりに聴いて感心した。これまでこのアランフェス協奏曲は、男性の著名ギタリストの演奏で何種類も聞いてきたが、この村治佳織さんのCDが一番私にはしみじみと3楽章総てに浸ることができ…

 『6週間のダンスレッスン』草笛光子と今村ねずみの二人芝居の印象記(所沢文化センター・ミューズ・マーキーホール公演)

72歳になる末期ガンの老未亡人とブロードウエイ崩れのゲイのダンス教師が、二人だけで6回のダンスレッスンに取り組み、反発と和解を繰り返しながら、ダンスのレッスンを積み重ねるうちに、年齢や生き方が全くと言っていいほど違う二人が、互いを理解し尊…