武蔵野日和下駄

10歳から続く乱読人生、年季の入った活字中毒、頭の記録メディアがダウン寸前、記憶のダイエット装置

 早朝散歩に手袋が要らなくなったこと(画像は、休日の散歩の折、日の当たる庭の隅でみつけた見事な葉牡丹)

toumeioj32006-03-06

 寒い日と暖かい日を繰り返しながら、三寒四温とはよく言ったもの、次第に寒気が緩み徐々に春めいてきた。毎朝の散歩の時、指先に突き刺さるような寒さが耐えがたく、手袋を手放せなかったのが、いつしか手袋なしで平気になってきた。フリー百科事典『ウィキペディアWikipedia)』は、素晴らしいウェヴ上の百科だが、そこから二十四節季の<啓蟄>の項を引用してみる。天文カレンダーを見ても、3月6日の今日が啓蟄にあたる日らしい。

啓蟄(けいちつ)は二十四節気の1つ。3月6日ごろ。および、この日から春分までの期間。太陽黄経が345度のときで、大地が暖まり冬眠をしていた虫が穴から出てくるころ。二月節。暦便覧には「陽気地中にうごき、ちぢまる虫、穴をひらき出ればなり」と記されている。柳の若芽が芽吹き、ふきのとうの花が咲く頃。

 頬を切るようだった北風も和らいで、ハイペースで歩くと少し汗ばむくらい、毎朝歩くようになって3年ほど経過したが、爽やかな気分になれて、その日一日のスケジュールや仕事の優先順位などをとりとめもなく考えながら歩くと、次第に気分が高揚してくる。この感じが捨てがたく、こうして欠かさず毎朝歩いている。