武蔵野日和下駄

10歳から続く乱読人生、年季の入った活字中毒、頭の記録メディアがダウン寸前、記憶のダイエット装置

2020-01-01から1年間の記事一覧

作業日誌その220

[山荘便り][作業日誌その220] 早朝6時半ごろの朝日の出、氷点下5℃ぐらい、乾燥しているので、あまり霜はおりない。木々は冬眠状態で、静寂がそのまま凍り付いたよう。いい時間帯だ。熱いコーヒーがうまい。12月26日(土)晴れ午前、移動。午後、昼寝、薪ス…

作業日誌その219

[山荘便り][作業日誌その219] この時節、強い寒波がくると、赤城南麓の山里には風花が舞う。雪のように見えるが降雪ではなく、雪の破片が風に運ばれて山を越えて運ばれてきたもの。日が昇るとすぐに消えてしまう儚い景色。 12月22日(火)晴れ午後、移動、LP…

作業日誌その218

[山荘便り][作業日誌その218] 格安の中国製の鋳物薪ストーブをホームセンターコメリで購入、自分で搬入し組み立てて設置した。3回ほど温度を抑えた慣らし運転をして、現在通常運転中。これまでの時計型ストーブと比べ、温まるまでに時間がかかる。容量も小…

作業日誌その217

[山荘便り][作業日誌その217] 山荘に食事に来ている野良猫、名前はシロ、人間と1m以上の距離を保ち、敷地を縄張りにしているようだ。敷地の山林には、タヌキ、イノシシ、ハクビシン、他の野良猫など、多様な動物の往来があるので、人間を楯のように利用して…

作業日誌その216

[山荘便り][作業日誌その216] 紅葉も終盤、新芽時から頑張ってきた緑が役割を終え、枝を離れて地上に舞い落ちる。地面で分解され、最後は根っこに養分を届けて、使命を全うする。素晴らしい循環構造。このシステム完成のために何万年を必要としたのだろう。…

作業日誌その215

[山荘便り][作業日誌その215] 瞬く間にコナラの紅葉がすすみ、落ち葉になり始めた。大量の落ち葉が敷地につもり、風が吹くと吹き寄せられて、吹き溜まりができる。少しづつ燃やして灰にする処理作業がしばらく続く。白い灰は林床に還元する。カーボンニュー…

作業日誌その214

[山荘便り][作業日誌その214] 現住所周辺の雑木林に「ナラ枯れ」が広がってきているという情報を得た。コナラなどがナラナガキクイムシに取りつかれ、急速に枯れる樹木の感染症。根から水を吸い上げる機能が止まって枯れてしまう致命的な病気。対抗策がまだ…

作業日誌その213

[山荘便り][作業日誌その213] 秋の深まりを反映してコナラも紅葉し始めた。この後には、赤城おろしが吹きまくり、枯れ葉が吹き払われて、落葉樹は枯れ木と見分けがつかなくなるころ、本格的な冬が始まる。11月3日(火)晴れ午後、移動、薪ストーブ、読書。11…

作業日誌その212

[山荘便り][作業日誌その212] 我が山荘を縄張りにしている外猫のシロ、日中は敷地内にいて、三食を食べに来ている。夜はどこにいるのか分からない。人との距離は1mほど、程よい人との距離をライバルたちとの楯に利用している。半年ほど前には黒猫が来てい…

作業日誌その211

[山荘便り][作業日誌その211] 傾いた秋の日差し、まだ落葉が完了していないので、家の中に届く陽光は多くない。落ち葉が落ち切ると、日中は家の中は日溜りとなる。ストーブなしで過ごせる。10月19日(月)曇り午前、移動。午後、外猫ハウスの改造修理、読書…

作業日誌その210

[山荘便り][作業日誌その210] 10月中旬、雑木林の木々は水の吸い上げをほぼ終えて、落葉の準備、冬支度をはじめている。枝を剪定しても切り口は乾き気味。彼岸を過ぎると雑草の成長も穏やかになり、草刈りの効果も長持ちする。今年はドングリのなりも少な…

作業日誌その209

[山荘便り][作業日誌その209] 秋になって再びタマゴダケが発生、今回は量が少ないので鑑賞用にして食べない。近所のおじさんから、天然のシメジを2株いただいた。栽培ものと違って歯ごたえが強く、味も濃厚。春の雨季と秋の雨季には、このあたりでへ雑木林…

作業日誌その208

[山荘便り][作業日誌その208] 10月にはいると落葉樹の葉が色づき始める。ほとんどが落葉樹なので、冬場の林床は日が差し込んで明るいのだが、落ち葉の量が半端ではない。10月1日(木)曇り午前、移動(関越事故渋滞)。午後、昼寝、ヤマグリの後始末、スロ…

作業日誌その207

[山荘便り][作業日誌その207] 手前は草刈りした跡、奥のほう屋根の上に赤く咲いているのは、9月にはいってやっと咲き出したサルスベリの花。今年は、気候のせいか草木の変化が半月ほどずれている。サルスベリは咲かないのかと思った。 画像は17日に収穫した…

作業日誌その206

[山荘便り][作業日誌その206] 腐敗菌が侵入して開いた傷口を削り取り、薬品を塗って保護した部位を、シートでくるみ保護した。効き目があるかどうかわからないが、外に手立てがなさそう。回復してくれるといいのだが。9月7日(月)曇り時々雨午前、移動。午…

作業日誌その205

[山荘便り][作業日誌その205] 9月に入ると、心なし林の木の葉が色づきはじめる。紅葉に向かって準備が始まっているのかもしれない。9月3日(木)晴れ午前、移動。午後、昼寝、敷地見回り、読書。9月4日(金)晴れ午前、地場野菜買い出しと日用品買い物、シ…

作業日誌その204

[山荘便り][作業日誌その204] 大きく成長したエノキ、真夏の今盛大に枝を広げ、葉を茂らせている。しっかりしているので安心して木登りができる、古くから旅人の木として一里塚などでは人々に日陰を提供してきた。8月25日(火)晴れ午後、移動、スローライン…

作業日誌その203

[山荘便り][作業日誌その203] 笹薮の中に作った通り道、道がないと樹木に近づけない状態だった。この道でホタルを鑑賞してきたが、今年は集中豪雨でホタルが流され、一匹も現れなかった。この道の脇にカタクリが進出してきている。深夜は、イノシシやタヌキ…

作業日誌その202

[山荘便り][作業日誌その202] 玄関わきのサルスベリが今年は花をつけない。蕾が全くついていない。毎年、ピンクの花を、花が少ないこの時期につけていたのに、どうしたことだろう。大きな樹形なので剪定もままならず放置したのはまずかったのか。これからは…

作業日誌その201

[山荘便り][作業日誌その201] 咲き誇るオオバギボウシの花々、保護しているのでこのまま実を結び、種を散らす。すると春の初め、芽を出したばかりの新芽を山菜のウルイとして収穫、春先の食卓のいろどりとなる。サクサクねっとりの食感がうれしい。もちろん…

作業日誌その200

[山荘便り][作業日誌その200] 「桃栗三年柿八年」とはよく言ったもの、確かに柿は植えてもなかなか身を結ばないが、栗の実生はぐんぐん育って、あっという間に実をつける。その成長のはやいこと、それにしても実を収穫した後のイガの痛いこと始末におえない…

作業日誌その199

[山荘便り][作業日誌その199] 敷地では今やヤマユリが花盛り、イノシシに球根を食べられ、タヌキにも球根を掘り取られしても、生き残ったヤマユリがけなげに豪華な花を咲かせ始めた。何本も自分の重さと雨に濡れて自重を増し、支えきれずに茎が折れたり花が…

作業日誌その198

[山荘便り][作業日誌その198] 台風の倒木でまったく人も軽トラも通らなくなった市道、16日に軽く刈り払い機をかけて道としての空間を開けたら、オニヤンマがすぐに気が付いて、ゆうゆうと飛んでくれた。山里の道は、人や車が通らなくなると、すぐにこのよう…

作業日誌その197

[山荘便り][作業日誌その197] 数年前に友人からもらったヤマアジサイの株、移植時は元気がなく枯れるのかと心配したが、今では隣のアジサイよりも生き生きしてきた。アジサイの原種に近いらしく野性的で強い。今後が楽しみ。7月4日(土)晴れ午後、移動、敷…

作業日誌その196

[山荘便り][作業日誌その196] 梅雨時の花、ホタルブクロ、この花が咲くころになると、敷地脇を流れる沢筋にゲンジボタルが飛び交うのだけれど、春の集中豪雨で流されたのか、今年は蛍を見かけない。もう少し待ってみよう。 6月29日(月)晴れ午前、移動。午…

作業日誌その195

[山荘便り][作業日誌その195] 元気に育っているハギとオオバギボウシの寄せ植え(自然にこのようになってしまったもの)時期はずれるが両方みごとに花をつける。6月22日(月)曇り時々雨午前、移動。午後、納戸用本棚の制作完成、蔵書の移動、読書。6月23日…

作業日誌その194

[山荘便り][作業日誌その194] 樹木に囲まれた我が山荘、落葉樹に包まれているので夏場は木陰の傘にはいり薄暗くて涼しい。夕暮れがくるのも少し早い。6月17日(水)晴れ午後、移動、敷地見回り、スローライン。6月18日(木)曇りのち雨午前、南斜面草刈り、…

作業日誌その193

[山荘便り][作業日誌その193] 梅雨期を迎えて樹木が繁茂、晴れ間を見て葉がついていない枯れ枝を見つけ、落下の危険を回避するために、枝落としをしている。できるだけ地上からポールソーで切り、それ以上高くなるとツリークライミングで登り、手鋸で切り落…

作業日誌その192

[山荘便り][作業日誌その192] 自生のエゴノキに花が咲いた。もう少しすると実がなるが、昔の人はその実をすりつぶして川に流し、浮いてきた魚を捕獲したという。魚に有毒な成分が含まれているようだ。たしかサポニンといった。花は清楚でかわいらしい。 これ…

作業日誌その191

[山荘便り][作業日誌その191] ツレが植えたヤマボウシが去年から花を着けだした。子どもの頃砂糖不足の山里のガキにとって、ヤマボウシの実は貴重な天然の甘味だった。山荘では野鳥の餌になっている。 山荘で保護した猫のチーちゃんの存在感が増してきた。1…