武蔵野日和下駄

10歳から続く乱読人生、年季の入った活字中毒、頭の記録メディアがダウン寸前、記憶のダイエット装置

2006-05-01から1ヶ月間の記事一覧

 その① 『何もしないということ』

(画像は散歩の途中で見つけた可愛い花) 退職した後、 何をするかという話題がある。 仕事は、しないことにしている。 働かないと食べてゆけない労働者の身分だったので、 40年近くしかたなく働いてきたが、 仕事人間にはなれなかったので、 働くのはもう…

 『ベストセラー小説の書き方』ディーン・R・クーンツ著 大出健訳 朝日文庫

一言で言えば、これは表紙裏の宣伝コピーにもあるように、エンターテーメントとなるように計算されて書かれた娯楽読み物としてのハウツー物、題の通りのベストセラー小説の書き方。しかも、ベストセラーの目標設定が半端ではない。なんと100万部を越える…

 教育基本法改正を巡る<愛国心>関連の動き

いつものことだが、教育内容を巡る動きで一番気をつけなければならないのが、通知表関連のいわゆる評価の問題。いつの間にかこの国は、民間でも役所でも、業績や成果をいかに評価するかが、ことの動向を大きく左右するようになってしまった。成績の優劣、勝…

 教員免許更新性導入の背景と問題点

26日の朝日新聞によれば、中教審のワーキンググループは現職教員の教員免許にも更新性を導入する方向で案をまとめたとのこと。 100万人を越える現職教員の人事管理の最大の標的は、「指導力不足教員等に対する人事管理システムの構築」であることを知ら…

 マクドナルドの定年制廃止について

今日の新聞に日本マクドナルドが60歳定年制を廃止、本人が希望すれば60歳を過ぎても働き続けることができるようにしたとの記事が出ていた。 今年度の4月1日から、高年齢者雇用安定法の改正内容の段階的実施が始まり、60歳以上の高齢労働者に吉と出る…

 歩くという日課の愉しみ(散歩の途中で見つけた花、ハチが来て蜜を吸っていた)

一日のリズムを整えるためにも、酷い雨風の日でもない限り、散歩だけは欠かさないことにしている。短い時は1時間、長いときは3時間程度、時間は自由になるので途中の寄り道は無制限、興味のおもむくままに、近所を歩き回ることにしている。 歩き始めて、1…

 『負け犬の遠吠え』酒井順子著(発行講談社)

定年退職して収入の源が細くなった活字中毒患者にとって、図書館とbookoffは格好の遊び場、週に一度は顔を出し何か面白い本はないかと寄り道を楽しむ。今回はbookuoffの100円コーナーで見つけた流行おくれのベストセラーエッセイ「負け犬の遠吠え」が面白…

 『ウェブ進化論』−本当の大変化はこれから始まる 梅田望夫著 (ちくま新書)

インターネットの驚異的な普及が、社会になにをもたらすか、無視し得ない興味深いテーマなので、関連の書物には、可能な限り目を通すようにしてきた。特に、ばら色に未来を染め上げるものよりも、大したことはないとするいささか暗い未来予測のほうに説得力…

 伊豆高原への旅日記

二泊三日の予定で、伊豆高原へ遊びに行った。 移動距離は200km足らずだが、伊豆への移動は半日仕事、今回は、中央自動車道を使って国立府中から富士吉田へ行き、富士五湖道路を経由して御殿場に出て箱根を通り伊豆半島に入った。平日の観光地は、道路も…