武蔵野日和下駄

10歳から続く乱読人生、年季の入った活字中毒、頭の記録メディアがダウン寸前、記憶のダイエット装置

 伊豆高原への旅日記

toumeioj32006-05-10

 二泊三日の予定で、伊豆高原へ遊びに行った。
 移動距離は200km足らずだが、伊豆への移動は半日仕事、今回は、中央自動車道を使って国立府中から富士吉田へ行き、富士五湖道路を経由して御殿場に出て箱根を通り伊豆半島に入った。平日の観光地は、道路も空いていてやや物寂しいような感じさえ受けた。
 伊豆高原についてはウィキペディアの要領の良い紹介を引用しよう。「伊豆高原(いずこうげん)とは、静岡県伊東市八幡野地区を中心として伊豆急行が開発した別荘地である。都心から近く、アクセスの便利な観光地として知られている。豊かな海・山の自然も多く残されている。そのため別荘地としてあちこちの土地が分譲された。また、春に美しい花を咲かせる伊豆高原桜並木も有名。」
 今回は桜の季節も過ぎて、新緑が木々を薄い黄緑に染め上げて、爽やかな自然を堪能できた旅行となった。
 宿泊先の旅館で実感したことだが、平日の観光地は、当然といえば当然のことだがほとんどリタイア組と思われる高齢者によって占められていて、若い人や子供の姿を全く見かけない。従って、どこも不思議なほど静か、しかし、時にはお互いに耳が遠くなって大きい声でしゃべらないと意思の疎通ができなくなったと思われるお年寄りの声だけが響いていることもある。現役だった頃は、休日やゴールデンウィークの観光地しか見たことがなかったので、平日の観光地の風景が印象的だった。