武蔵野日和下駄

10歳から続く乱読人生、年季の入った活字中毒、頭の記録メディアがダウン寸前、記憶のダイエット装置

 スペイン旅行02日目(マドリッド周辺と市内観光)(画像は、プラド美術館の正面入り口、フラッシュを使わなければ撮影OKだったが、館内では見ることに重きを置き、撮影は遠慮した。)

toumeioj32006-04-21

 午前中はセゴビアに移動、詩人アントニオ・マチャードが読んだような荒涼としたカスティーリャの荒野を横切って行く。セゴビアでは古代ローマ帝国の遺跡、水道橋を期待していたが、世界征服を支えた建築技術に脱帽、2世紀ごろに作られて19世紀まで実際に使われていたというから何とも凄い。
 もう一つ、ディズニーの白雪姫のお城のモデルになったというアルカサル(石造りの古城)を観光。
 午後は、とんぼ返りでマドリッドに戻り、プラド美術館と国立ソフィア王妃芸術センター。まずプラド美術館グレコとベラスケスとゴヤ、この3人の主要作品群がこの美術館の至宝、今回はこの3人に絞って実物を集中的に見た。近づこうが遠ざかろうが微塵の揺るぎもない本物の存在感、この3人の作品群を見ただけでもスペインに来た意味がある。
 国立ソフィア王妃芸術センターでは、ピカソゲルニカ、ここの20世紀美術に絞った収集は、興味深い。
 10年前と比べて、警備が穏やかになっいたのが印象的、あのころは各所に大型拳銃を腰につるした精悍な若い女性警備員がものものしく眼を光らせていて、緊張しながらの鑑賞だった。
 詳しく書くと長くなって切りがなくなるのでこの日の分はこの辺で。