武蔵野日和下駄

10歳から続く乱読人生、年季の入った活字中毒、頭の記録メディアがダウン寸前、記憶のダイエット装置

2009-08-01から1ヶ月間の記事一覧

 武蔵野にも秋の訪れ

早朝、仲間と一緒に借りている畑へ、野菜の様子を見に行ってきた。今年の夏は、8月も後半になって天候が回復、日照時間が多くなってきたので、南国の野菜は勢いを盛り返していた。この調子で行けば、ある程度の収穫が期待できそうで、ほっとした。 (画像は、…

 『わたしの沖縄食紀行』 平松洋子著 (発行集英社be文庫2005/10/25)

沖縄を旅していて、なかなか沖縄の食事に出会えないという、もどかしい思いをなさったことはないだろうか。同じようなことが、北海道を旅していても、イメージしていた北海道らしさに遭遇できないという失望感を抱くことが多くなった。観光客をターゲットに…

 奥日光の滞在型キャンプ

天気予報でやっと晴天がしばらく続く週間予報が出た。テントを持ち出して、奥日光へ4泊のキャンプに行ってきた。毎年行くキャンプ場なので、今回は湖の畔ではなく、湯川の横の木の下にテントを張ることにした。幸い好天に恵まれ、一度も雨に降られることなく…

 <MIDIクラシックギター>と言う名のサイト紹介

5年以上前から折に触れて訪問し、新曲がアップされるのを心待ちにしている素敵なサイトがあるので紹介したい。メインはクラシックギターの演奏、どの曲を聴いても広がりのある豊かな弦の響きと、落ち着きのある精確で繊細なリズムのコントロールに感心させら…

 『DZ(ディーズィー)』 小笠原慧著 (発行角川書店2000/05)

連続してミステリィの紹介で気が引けるが、蒸し暑いこの国の夏は、筋を追いかけて暑気払いでもしなければ、やってられないというのが本音。この本も、冷房を求めてbookoffの廉価コーナーで偶然に手にして、意外に面白かった一冊。帯に横溝正史賞受賞とあった…

『ミレニアム3―眠れる女と狂卓の騎士上下』 スティーグ・ラーソン著 ヘレンハルメ美穂、山田美明訳 (発行早川書房2009/7/10)

上手くできた長編ミステリィの最終巻、巧みな物語作りでたくさんの登場人物を縒り合わせ、勢いよく流れる大きな河のようにして進んできた娯楽巨編が、遂に幕を下す。どんな幕切れを見せてくれるのか、ワクワクしながら一気に読み進んだ。主人公リスベットを…

 『ミレニアム2―火と戯れる女上下』 スティーグ・ラーソン著 ヘレンハルメ美穂、山田美明訳 (発行早川書房2009/4/2)

ミステリィ作家森博嗣さんの「ミステリィ工作室」という随筆集を読んでいたら、<ミステリィにおける法則集>という題のアフォリズム集の中で面白いフレーズを見つけた。曰く、「●探偵が頭脳明晰なのではない、他のキャラクタが馬鹿なだけだ。」、凡庸なミス…

 『ミレニアム1―ドラゴン・タトゥーの女上下』 スティーグ・ラーソン著 ヘレンハルメ美穂、岩澤雅利訳  (発行早川書房2008/12/11)

評判のミレニアム三部作を読み終わって、著者が亡くなった事実をかみしめ、気持ちが少し沈んだ。全6冊の読書タイムは、時の歯車を忘れる至福の時間だった。 ミステリィとしての完成度は、この第1巻が一番優れている気がする。前半に提示された謎と危機が、物…

 若田光一さん帰還、お疲れ様

「137日15時間05分の宇宙滞在」を終えて、若田さんが無事に地球に帰還された。ブログやニュースを通して、リアルタイムで宇宙滞在の模様を知ることができ、地上での胸を躍らされる日々も終わった。若田さんの体験の、何百分の一かもしれないが、ささやかだが…