武蔵野日和下駄

10歳から続く乱読人生、年季の入った活字中毒、頭の記録メディアがダウン寸前、記憶のダイエット装置

 見上げんばかりの皇帝ダリアと足下の菜の花

 先日は、東の方面を歩いたので、今日は北へ。住宅街を外れ、農地が始まってすぐのところに、丈高く伸びて咲いている立派な花を見つけた。近寄ると、2m以上もある冬空の高いところで、鮮やかな花を開いている。蕾の数も多いので、まだまだこれからも咲き続けるつもりのようだ。背の高さよりきた皇帝ダリアという立派の名前を持っている。冬空に孤高の姿をさらしている風情は、いかにも皇帝のネーミングにふさわしい。



 そのすぐ側の地面には、地を這うようにしてこちらにも鮮やかにナノハナが咲き始めていた。こちらの方は寒そうに、低い姿勢で身を寄せ合うようにして咲いていた。二つの花の対比が面白くて、両方にむかってシャッターを押してみた。