武蔵野日和下駄

10歳から続く乱読人生、年季の入った活字中毒、頭の記録メディアがダウン寸前、記憶のダイエット装置

 春の農作業の中を

 ここ数日最低気温が10℃を下らない日が続き、すっかり春めいてきた。今日は、自宅から北の方に広がる武蔵野の農作地帯を歩いてきた。途中、農地を耕運機で耕している人や、勢いづいてきた雑草取りをしている人など、農作業をしている農家の人と何度も挨拶を交わした。調子よく歩いていると汗ばむ。
 ここ数日で、雑草の勢いが見違えるほど元気がよくなった。色つやというか、植物の肌の張りというか、逞しい感じになってきた。農道の各所に植えられている水仙の蕾が膨らみ、気の早い花が開き始めている。まっ先に武蔵野の道端を彩る花飾りに間もなくなることだろう。
 木々の芽や蕾も膨らみ始めた。桜の蕾の先のほうが薄くなり、赤みがかったものもチラホラ、この調子で暖かい日が続けば、開花は遠くないだろう。幹から直接芽を出した小枝の先に、気の早い花が咲いていた。 (画像は、駐車場わきの桜の古木に咲きだした蕾、すでに小さなアリが来ているのには驚いた)