武蔵野日和下駄

10歳から続く乱読人生、年季の入った活字中毒、頭の記録メディアがダウン寸前、記憶のダイエット装置

 樹木の花の航空公園


 ネットで予約した図書が確保できたというメールが入っていたので、所沢図書館にいった。このネットで検索して予約できるという図書館のサービスほどありがたいものはない。悪い癖で、日が暮れてから、それも深夜になってからはなおさら、突然に読みたい本がでてくる。以前なら、朝になるまでに、忘れてしまっていたものだが、ネットサービスができてから、いつでも書籍の検索ができ、ついでに貸出の予約までできる。こんな素晴らしい時代が来るとは、予想できなかった。素晴らしいの一語に尽きる。
 さて、その予約した本を2冊と開架式の書架でみつけた吉岡実のエッセイ集の合計3冊をバックに入れ、航空公園をしばらく散歩することにした。この公園は、植わっている樹木が充実していて、春の長い時期、樹木の花の開花で、地味ながらたっぷりと散歩のコースを飾ってくれる。ちょうどこの時期、白モクレンが咲き出したばかり。瑞々しい芳香をを漂わせながら、日差しを浴びてあでやかに咲き誇っていた。
 あまり多くはないが、ソメイヨシノ航空公園駅よりの一帯に固まっており、膨らみ始めた蕾が、1週間先の楽しみを想像させる。日曜日は、家族連れが押し掛けるので、ウイークデイの静かな時間帯に楽しみに来よう。