武蔵野日和下駄

10歳から続く乱読人生、年季の入った活字中毒、頭の記録メディアがダウン寸前、記憶のダイエット装置

 見事なプラタナスの冬木立

 散歩していて、立派に育った大きな樹木に出会うのは、いつの季節でも心休まるひとときである。今日は大寒、この時期、落葉樹はきれいさっぱり丸裸となり、大気に裸身をさらしている。視線を遮る余計なものを身につけていないので、掛け値なしの樹形が見て取れる。
 私がよく行く航空公園の一角に、今はまだ巨木とは言えないかもしてないが、将来の巨木候補というか、実に見事に枝を広げているプラタナスの木がある。冬の午後の日を浴びて、寒空に大きく枝を広げている様が何とも言えない。絶妙なバランスを保ってきりりとした立ち姿が素晴らしい。身びいきして美形の樹木(笑)と形容したくなるほど立派。 (画像をクリックしてオリジナルサイズを見てください)
 この公園は、園内の樹木に出来る限り余計な剪定をしない方針のようで、木々が気持ちよさそうによく育っている。やがて春が来ると、目立たないが、それぞれの木々が順番に花をつける。