武蔵野日和下駄

10歳から続く乱読人生、年季の入った活字中毒、頭の記録メディアがダウン寸前、記憶のダイエット装置

 再開、航空公園の朝の散歩


 9月中旬ころから、武蔵野の朝晩の気温が涼しくなってきたので、朝の散歩を再開した。真夏の頃は、歩いていると汗が吹き出し、べとべとして不快だったので近所を軽く回るだけにしていたのだが、この頃は、車で公園の駐車場まで移動して、1時間近く公園の中を歩く。 (画像は航空公園の樹木こういう広葉樹が多く木陰の涼しさすこぶる快適)
 昔と比べると、驚くほど筋力が落ちてきたので、アスレチック器具のある丘で、軽い筋力トレーニングを始めた。軽い懸垂を10回から15回、平行棒で体重を支える動作を数十秒、ストレッチを組み合わせて適当に体を動かしている。誰かが来るとこちらから挨拶を入れて、不審人物に見られないように気をつけている。
 その後、出来るだけ腿と膝を挙げることを意識して、早足大股でうっすらと汗がにじむ程度のペースでお気に入りのコースをひたすら歩く。耳にはipod、今朝はバッハのクラヴィーア・ソナタをアラウの演奏で聴きながら、気分よく歩いた。頭の中でイヤホンの音が響き渡り、整然と組み立てられたバッハの響きに意識を半分以上奪われながら歩いた。私が思うにバッハは響きの音楽家、豊饒で清楚な音の列が幾重にも交錯して常に調和している何とも言えない音響空間。今朝は、北風が気持よく吹き抜け、公園の広葉樹の森が、適度にざわめいてとても爽やかだった。