武蔵野日和下駄

10歳から続く乱読人生、年季の入った活字中毒、頭の記録メディアがダウン寸前、記憶のダイエット装置

 スイス旅行③(画像は整備されたハイキングコースの正面に聳えるアイガーの北壁、この絶壁の中を登山鉄道が登って行き、窓から外が覗ける。)

toumeioj32006-06-27

 午前9時に宿をでてロープウェイを使ってメンリッヒェンへ昇り約2時間のハイキング。山岳地帯の初夏らしく一斉に高山植物が花開いていて一面のお花畑、その向うにアイガーのを含む4000m級のスイスアルプスが立ちはだかり、どこを向いても絵葉書の世界。
 午後はクライネシャイディックから登山列車を乗り継ぎ、ユングフラウヨッホのスフィンクス展望台へ、なんと全く足を使わずに3453mの氷の世界へ運んでくれる驚異的な観光設備、夏から一気に冬の世界に。標高が高く空気が薄いのでなんとなく息苦しい。アイガー北壁の一角に穿った窓から外を眺められる仕組みもすごい。
 観光にかけるスイス人の意気込みに脱帽、今から50年前と言えば第二次世界大戦がおわって間もない頃、アイガーをくり抜きそこに鉄道を敷設しようという途方もないアイディアを思いつき、それを実行した人々がいたということが凄い。