武蔵野日和下駄

10歳から続く乱読人生、年季の入った活字中毒、頭の記録メディアがダウン寸前、記憶のダイエット装置

 新たな生活空間の構築(24)


《伐採樹木の片付けと薪作り》


山荘の朝晩の気温が下がってきて
敷地の落葉樹が少しずつ色づき始めた。
屋外での力仕事が苦にならなくなってきたので
敷地内に置き去りになっていた伐採樹木を片付け始めた。
業者にゴミとして処理を依頼すれば済むことなのだが
何十年もかかって敷地で生育した樹木を
廃棄物として処理するのでは何だか樹々に申し訳ない。
(右上の画像は中古のサイレントシュレッダー、なかなかの働き者)

小枝は小型の家庭用破砕機でチップにして
敷地内の小道に敷き詰めて
チップロードにしてやろう。
破砕機の能力を超える太い枝はチェンソーで切って
薪ストーブの燃料として燃してやろう。
敷地で成長したものは敷地内で消費して
二酸化炭素の収支を零にしようという考え方。
(右下の画像は破砕したチップを敷いた小道、ふかふかして歩きやすい)


敷地内の雑木林が片付いて景観が良くなり
通り道ができて寒さ対策にもなり
薪ストーブを燃す楽しみも味わえる。
なんとも都合のいいプランなのだが
すべて高齢者のマンパワーを酷使するのが玉に瑕(苦笑)。
持病の腰痛を発症させないように気をつけながら
少しずつ作業に取り組んでいる。


破砕に使っているのは店頭で展示試運転に使われていた
中古のサイレントシュレッダー LSG-2100
直径35mmの枝まで処理できて静音が売り物の
家庭用小型破砕機、別名チッパー。


小山のように積み上げてある伐採樹木の山から
小枝や切り分けた幹などを引き摺り下ろして
30mm以下の枝は落ち葉収納用の大袋に集め
一杯になったらまとめてバリバリ、破砕機でチップ化、
大量の枝を処理しても、欠片になったチップの量はがっかりするほど、
仕様書には容積は1/8になるとあるがその程度かもしれない。


小枝のチップを地面に敷き詰めてやると
下草を刈り払っただけの山林の小道が
少しだけ歩きやすそうな道らしくなるのが面白い。
人が歩く道を作る体験などめったにできるものではないので
単調な力仕事も達成感がありしばらく続けられそう。