武蔵野日和下駄

10歳から続く乱読人生、年季の入った活字中毒、頭の記録メディアがダウン寸前、記憶のダイエット装置

曇り一時小雨最高気温10度に満たない

毎日をのんびり過ごしていると
単調に流されてしまう。


先日、星野道夫の足跡をたどる番組を見ていたら
小学校卒業時のアルバムに記された
彼の子どもの頃の座右の銘が出てきた。
<浅き川も深く渡れ>


12歳の少年が
何かの折に見つけて
胸に刻んだ言葉だと思うが
こんなフレーズをつぶやく少年とは
どんな瞳をした少年だろうか。


見飽きるほど繰り返し見た写真集を
また開く。
確かに、アラスカという極地の動植物を
広大な風景の中から見事に切り取って
深か深かと画像に定着している。


アラスカの風景は余りに広く
何を写しても
訳のわからない
おかしな写真ができてしまう。
そんなアラスカの茫漠とした広大が
気に入ってまた行きたいのだが。


浅い河を渡っているカリブーの一枚の写真ある
浅き川も深く渡るカリブー星野道夫
重なって見える。