武蔵野日和下駄

10歳から続く乱読人生、年季の入った活字中毒、頭の記録メディアがダウン寸前、記憶のダイエット装置

 東川沿いのソメイヨシノはもうすぐ満開

 風もなく穏やかな日曜日、絶好の花見日和になったので、乗り物は使わず、自宅からはるばる歩いて、桜の名所として有名になってきた東川の桜を見に行ってきた。戦後間もない時期に植えられたというソメイヨシノがおよそ400本、小川の両脇にずらりと並び、両側の道路の方の枝は無残に切られてしまったが、川面の方はのびのびと枝を伸ばし、ほぼ八分咲きで今が一番花自体の美しい状態、川の上に花のトンネルができていて見事な眺めだった。
 この川には、生活用の橋がいくつも架かっており、そこが花のトンネルの絶好の観賞場所、車の通行を気にしないで安心してシャッターを押したり鑑賞したりできるのが嬉しい。橋の上から斜め上を見上げると、一面の花のドームにため息がでるほど、上ばかり見上げて歩いているので首の辺りが疲れてくる。嬉しそうな野鳥の声を何度も聞いた。