武蔵野日和下駄

10歳から続く乱読人生、年季の入った活字中毒、頭の記録メディアがダウン寸前、記憶のダイエット装置

2005-08-20から1日間の記事一覧

 これほどの渾身の力を注ぎ込んで成った長編詩は他にあるまい。何度読んでも、ただ圧倒されうな垂れて引き下がるほかない戦後詩の金字塔。

今日の朝日新聞をめくっていて、宗左近さんのお元気な姿と、インタビューを通して今なお確固として戦後詩人の立場をゆるがせにしないそのきっぱりした姿勢に感じるものがあり、以前に買って、何度も読み返してきた1冊の詩集を思い出し書棚から探し出した。…