武蔵野日和下駄

10歳から続く乱読人生、年季の入った活字中毒、頭の記録メディアがダウン寸前、記憶のダイエット装置

2005-12-23から1日間の記事一覧

 『太陽の都』トマーゾ・カンパネッラ著 近藤 恒一訳(岩波文庫)

文庫の表紙にある解説がとても分かりやすいのでまずその部分を引用する。「スペイン支配下の南イタリア独立を企て挫折した自らの改革運動の理想化の試みとして,カンパネッラ(1568―1639)が獄中で執筆したユートピア論」。西欧社会が封建社会から近…