武蔵野日和下駄

10歳から続く乱読人生、年季の入った活字中毒、頭の記録メディアがダウン寸前、記憶のダイエット装置

2006-01-26から1日間の記事一覧

 『山谷崖っぷち日記』大山史朗著(角川文庫)

格差社会をテーマにした本が多数出版されており、一種の下流化することへの恐怖感が、日常性の衣装をまとったオカルト物のように、人々の関心を呼んでいるようだが、下流に落ちて下層社会に暮らすことの不思議な落ち着きと気楽さを、実践したものにしか描け…