31歳で05年の5月になくなった石田徹也の画集だが、何度眺めても、言葉を失う。人前で見るにしのびないいほどの負の情感がどの絵からも暗くもやもやとわき上がる。いつも同じ焦点の定まらない男の顔が、視線を遠くに投げているばかり。ほぼ平行に伸びて…
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