武蔵野日和下駄

10歳から続く乱読人生、年季の入った活字中毒、頭の記録メディアがダウン寸前、記憶のダイエット装置

2009-01-07から1日間の記事一覧

 『開高健の憂鬱』 仲間秀典著 (発行文芸社2004/5/15)

開高健の人と作品を、精神科医の立場から見るとどうなるか、そんな疑問にほぼ満足と納得のいく回答を与えてくれる本を読んだ。診断に強引な押しつけがましさがなく、読みやすくて理解しやすい作品に仕上がっている。よりよく開高健という作家を理解するため…