戦前に没した人物になると、どなたかが意識的に資料を蒐集し整理しないと、いつの間にか忘却の闇に呑み込まれていってしまう。佐々木直次郎の訳業についてもそのことは言える。まして翻訳以外の文章となると、一冊もまとまった書籍の形になったものを残して…
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