武蔵野日和下駄

10歳から続く乱読人生、年季の入った活字中毒、頭の記録メディアがダウン寸前、記憶のダイエット装置

2012-11-06から1日間の記事一覧

 柴田天馬訳の聊斎志異について(1)

今年の5月に出たちくま学芸文庫の1冊、柴田天馬訳の「和訳聊斎志異」を読んでいたら、聊斎志異を初めて手にした中学生の頃を思い出して、好奇心が目覚めた。南條竹則氏によるこの文庫の解説には、大変に力がこもっており、「ちくま」6月号の東雅夫氏の推薦文…