武蔵野日和下駄

10歳から続く乱読人生、年季の入った活字中毒、頭の記録メディアがダウン寸前、記憶のダイエット装置

2012-11-14から1日間の記事一覧

 柴田天馬訳の聊斎志異について(4)

機会がなくてなかなか入手すること かなわなかった創元社の柴田天馬著『聊斎志異研究』をようやく手にすることができた。古書として可成りの価格がついているので、その内容を少し詳しく紹介しておきたい。 まず印象的なのは、12ページにわたる「聊斎志異全…