武蔵野日和下駄

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性教育訴訟の続報

昨日お知らせした性教育訴訟の続報が出たので引用します。

性教育:「介入不当」と都教委などを提訴 養護学校教諭ら
 東京都立七生養護学校(日野市)の性教育を不適切とした都教育委員会が学校に立ち入って教材を没収し教諭を注意指導したのは不当として、同校教諭ら27人が12日、計約2700万円の損害賠償と教材返還などを求めて東京地裁に提訴した。

 訴えられたのは都と都教委のほか、土屋敬之(民主)、田代博嗣(自民)、古賀俊昭(同)の3都議と、同校を巡り「過激性教育」と報じた産経新聞社。

 訴えによると、同校では男女の体の違いを教えるため、性器の付いた人形を使うなど独自の性教育を行っていたが、03年7月の都議会質疑で土屋都議が非難したのを発端に、都教委や都議3人が同校を立ち入り調査。都教委は教材を提出させ、「学習指導要領に沿っておらず不適切」と教諭13人を厳重注意とした。

 原告らは「子供の学習権や教師の教育の自由を侵害した」などと主張している。【井崎憲】

 ▽都教委の話 訴状が届いていないのでコメントできない。

 ▽古賀都議の話 3人を代表して答えるが、学習指導要領に基づかない性教育への都教委の指導は当然。教育現場の正常化のため議員として当然の活動をしたまでで、提訴は心外だ。

 ▽産経新聞社広報部の話 事実に即して報道したもので問題があるとは考えていない。提訴はきわめて遺憾で、今後も不適切な教育の是正に向け報道を続ける。

毎日新聞 2005年5月12日)