(写真は日当たりのいい道端で咲いていたヒルガオ、よく見るとけっこう可憐で美しい花、実を結ばず地下茎でふえるとすると、花は何のために咲くのだろう)
午前中はまあまあの天気だったので朝の散歩はいつもどおり、シューベルトの弦楽四重奏を聴きながら早足で歩いてゆく。手入れの良い庭の脇を通るのは、通行人にとっても気持ちが良いものだ。1軒が良く手入れをしていると、お隣さんにも伝染するのか、きれいな庭の通りはどこもみなきれいにしている。いくつも通りがあるので時々別の道を歩いてみるが、いつの間にかお気に入りの通りが出来てしまう。似たような住宅街の道にも、様々な表情があることが面白い。
今日は歩きながら「がんの予防」のことを思い出した。がん予防の常識がいつの間にか変わっている。少しずつ規制の内容が厳しくなるのがつらいところだが、新たな知見に基づくものと思う。以下に、15条のがん予防対策を引用してみよう。米国がん研究財団が食物栄養とがんについての約4500の研究を検討した結果をがん予防15か条として1997年に勧告したもの。※以下は極私的なつぶやき、気にしないで。
<がん予防15か条>
1.食品と食事
植物性食品を中心に、適切なそしていろんな食物をとる。野菜や果物や豆類やでんぷん質(あまり精製しない)類をとる。2.正常な体重を維持する。
BMIを21−23の範囲に維持するようにする。BMI=体重(Kg)/身長(m)の2乗。低体重や過体重をさける。
3.運動の維持
1日に1度は1時間の運動(速歩歩行)をする(あまり仕事で体を動かさない人)。1週間に1時間は激しい運動をおこなう。
※1日30分ではなく、1時間となっている。激しい運動を週1時間、つらそう。4. 野菜類と果物類
一年を通じて、多種類の野菜や果物を摂る。一日400−800g程度とるようにする。
※野菜や果物を毎日400gというのもけっこう厳しい。むしゃむしゃもりもり食べないと達成できないぞ。5.その他の植物性食品
多種類の穀類(こめなど)・豆類・いも類やバナナをとるようにする。一日600−800g程度とるようにする。精製度の低いものをえらぶ。砂糖の使用ははひかえる。
※精製した砂糖の抑制、大事なことはわかるが、何にでも入っているから難しそう。塩と同じだ。6.アルコール飲料
お酒は飲まない方がいい。飲むなら男性は一日あたり日本酒で一合・ビールで中ビン一本以内におさえる。女性は男性の半分以下の量。
※酒を飲むなという情報は新しい。呑み助にはつらい話。7.肉類
赤身の肉(牛肉・豚肉)は一日80g以下におさえる。そのかわり、魚や鶏肉のほうが望ましい。
※1日80g以下というのは厳しい。80gのステーキ想像できますか、寂しいですね。8.総脂肪と油
動物性の脂肪の多い食品はひかえる。そのかわり、植物性の脂肪を適当にとるようにする。
9.食塩
塩分の多い食品をひかえる。一日の総食塩摂取量を、成人では6g以下にする。かわりに、香辛料やハーブを利用する。
※塩分6g以下は厳しい。これまで10g以下とされていて厳しいと思ってきたが、さらに厳しくなった。病院食のあの味がお手本だぞ。やだやだ。10.食品の貯蔵
食品にカビを生えさせないように貯蔵する。
11.保存
腐りやすい食品は冷蔵・冷凍保存する。
12.食品添加物および残留成分
食品添加物や残留農薬は安全基準の規制値以下なら有害ではない。しかし、不適切に使用されれば健康に危険となる。
13.調理法
焦げた肉・魚は食べない。なるべく、直火で料理しない。
※直火調理をしないというのは厳しい。火にさらされた部分が微細に見れば焦げるからだろう。焼き魚を少しひかえようかな。美味しい焼肉もひかえられるかな。14.補助食品・補助栄養剤
これまでのことを守っていれば補助食品・補助栄養剤は必要としない。
15.タバコ
タバコは吸わない。