武蔵野日和下駄

10歳から続く乱読人生、年季の入った活字中毒、頭の記録メディアがダウン寸前、記憶のダイエット装置

 フランス中部のロワール地方へ(写真は花盛りの庭から見たサンテテェンヌ教会の見事なゴシック建築のファザード、大聖堂の裏側にあたる部分)

toumeioj32005-08-07

 7:00朝食、中国人ツアーと食堂で一緒になる。面白い場面があったようだ。最近、中国人のツアー客が増えてきた。経済の勢いが旅行にも出ているということか。
 7:30ホテル出発、340km走り午前いっぱいをかけてロワール地方へ。
 ブールジュで世界遺産サンテティエンヌ大聖堂を観光、フランスの代表的なゴシック建築、後ろから見たファサードが素晴らしい。内部のステンドクラスも期待以上に素晴らしかった。外側のゴシック様式の造りが大変立派、雨どいの怪物が例によって面白く何枚も写真をとる。
 16:00「6人の女の城」と呼ばれるシュノンソー城を観光、歴代の王侯の奥さんの名前が刻まれた有名なお城。冬が寒いらしくしっかりと寒さに備えてタペストリを張り巡らせたところなど微笑ましい。シェール河畔に浮かぶように立っている優美な姿の女性的で美しい城。次に、比較的近くにあるアンボワーズ城の概観だけ川向こうの位置から観光。レオナルド・ダヴィンチが滞在したことで有名の城。
 この地方にはロワール川が流れ、その川の畔や支流の畔に沢山の古城が残っており、それらの城めぐりをするのがこの地方での観光の目玉、パリからの日帰り古城巡りバスツアーがあるほど。どの国でもお城は権力と威光を庶民に誇示するためのもの、可能な限り立派に作らせたものが今に残り、観光資源になっている。それらの城作りのために庶民の暮らしがどんなに犠牲になったことか、残された遺跡を見るたびに溜め息。