武蔵野日和下駄

10歳から続く乱読人生、年季の入った活字中毒、頭の記録メディアがダウン寸前、記憶のダイエット装置

 中部地方を抜けて北部のブルターニュ地方へ(写真は暗闇に浮かび上がるライトアップされたモン・サン・ミッシェル修道院)

toumeioj32005-08-08

 8:00にホテル発、220km移動してレンヌ到着。レンヌの市街地を散歩、市庁舎や教会を観光、古い感じのするレストランで昼食、蕎麦粉のクレープ(ガレット)と小麦粉のクレープ。いずれも粉を練る工程でたっぷりバターを使った感じ、こくがあって美味しかったが、高カロリーの食べ物になっていた。ガレットは家でも再現してみようかと思った。シードルは、りんごを使った発泡酒、口当たりの良い飲み物。ガレットとシードルの組み合わせはこの地方の名物。
 昼食後67km移動して、モン・サン・ミッシェル修道院を観光。階段の多い院内を見て回り、昔の修道院の権威と権力の強大さを反映した建物の構造を案内してっもらった。フランスの観光絵葉書に必ずでてくるちょとシュールな感じのする修道院。海の浅瀬にある岩山に築かれた頑丈な石造りの建造物。ガイドさんが若くて女優の誰かを連想させる可愛いお嬢さん、上品な日本語が話せる唯一の日本語ガイド。今回のツアーのガイドのベスト。
 夕食の後、ホテルから歩いてもう一度修道院を見に行った。往復約5km、帰りに久しぶりに真っ暗なでこぼこの夜道歩きとなった。暗い潮が満ちた浅瀬に浮かぶ修道院がライトアップされて、夜空に浮かび不思議な美しさ。冬でなくてよかった、さぞかし寒いことだろう。
 この地方、雨が多いと聞いていたが幸い晴天。雨雲の垂れ込めた灰色の空に、石造りの修道院が、海の浅瀬から立ち上がる姿は、さぞ暗い感じがするだろう。雨に打たれるモン・サン・ミッシェルも見てみたい。