武蔵野日和下駄

10歳から続く乱読人生、年季の入った活字中毒、頭の記録メディアがダウン寸前、記憶のダイエット装置

 用事があって八ヶ岳の山麓にある清里周辺へ3日間の日程で行ってきた。(写真は咲き残りのリンドウ、枯れ始めた草むらのなかでよく一目を引く)

toumeioj32005-09-28

 標高1000mの高原地帯では、日中は20度を越え爽やかに過ごせたが、朝方は13度前後まで気温が下がり、秋の気配が忍び寄って来ていた。広葉樹の緑に勢いがなくなり、心なしか紅葉に向けての準備が始まっているような感じを受けた。
 夏の間は、熱めの風呂は苦痛でしかなかったが、少し長い時間浸かって身体を温めるのが心地よかった。日中、野外を移動していた時、開花期間の長い夏の花が残っていて、疲れた眼を楽しませてくれた。標高が低くなると、秋の花が元気よく咲き始めていた。
 里の方で、白いものとばかり思っていた蕎麦のピンク色をした花をを見かけた。蕎麦屋の裏の畑で咲いていた。どんな味がするのか気になった。
 一般の観光客が引き上げた後の静けさが心地よかった。ナナカマドが真っ赤な身をつけて、日を受けて眩しく輝いていた。
 ひたすら、観光地としての生き残りに的を絞って開発を進めているようだが、観光客の関心がそれた時、どうするつもりなのか、チト気になった。