武蔵野日和下駄

10歳から続く乱読人生、年季の入った活字中毒、頭の記録メディアがダウン寸前、記憶のダイエット装置

 奥日光は紅葉の兆し幽かに(奥鬼怒温泉郷の八丁の湯温泉混浴風呂風景)

toumeioj32006-09-30

 二泊三日で、奥日光は小旅行に行ってきた。木曜日から関東地方で三日間ほど晴天を期待できるという気象情報を信じて、雨が振る前に帰宅すると言う予定だった。
 今回の旅行のルールにしたのは、つぎのような条件にした。
 ①退職者にとって急ぐ必要がないので、高速道路などの時間短縮のための有料道路を一切使わないこと。最近、つとめて一般道を行くようにしているが、車窓の景色が変化に富んで、とても楽しくなった。道の駅や農産物の直売所、日帰り温泉施設など、寄り道しながらのんびりドライブして楽しんでいる。
 ②まだ寒い季節ではないので、宿泊はキャンプか車中泊にして、極力出費を切り詰めること。最初に立ち寄った奥日光の菖蒲が浜キャンプ場が気に入ったので、同地にニ連泊した。夜間、外気温が10度前後近くまで下がっていたと思うが、何とか安眠できた。中禅寺湖を前にしたロケーション度は5段階評価の5、トイレも清潔度4.5。いい所だった。
 ③一度行ってみたいと思っていた奥鬼怒温泉郷へ、ハイキングを兼ねて行き入浴してくること。久しぶりの山道歩きで汗をかいたが、いい温泉につかり満足した。ここを含め、今回も毎日温泉に入り、温泉ツアーを楽しんだ。今この国には、至る所に日帰り温泉施設があり、好きな時間にいつでも入浴できるようになった。ウイークデェイの日帰り温泉は地元のお爺ちゃんお婆ちゃんの社交場になっていて楽しい。
 ④街中を走っても楽しくないので、出来るだけ山奥の自然の中を走ること。今回は久しぶりに完全舗装された山王林道とやっと無料になった霧降高原道路を走ってきた。赤城山の北側の国道も自然の色が濃くて楽しかった。
 旅行中、何と多くのお仲間(定年退職もしくはリタイアした高齢者)を見かけた。ウイークデイの観光地にはほとんど高齢者しかいない。数年後に、団塊の世代が加わると、観光地の高齢者率は、さらにはね上がることになるだろう。