武蔵野日和下駄

10歳から続く乱読人生、年季の入った活字中毒、頭の記録メディアがダウン寸前、記憶のダイエット装置

 丸沼高原と日光白根


 戦場ヶ原を歩いた翌日は、日光白根山の山腹を歩いた。丸沼高原の「森の風」というペンションに1泊、<日光白根山登山パック >という宿泊セットを選んだので、翌朝はロープウェイ往復券とお昼の弁当を受け取り、ロープウェイ乗り場のある駐車場へ。
 今回宿泊した「森の風」というペンションは、宿のすぐわきに手作りのツリーハウスのあるちょっと面白い宿、吹き抜けの壁にはこれも手作りのカナディアンカヌーを飾ってあり、木工室を備えていて、オーナーの趣味の木工が随所に生かされている。 (右の画像は、宿のわきにあった立派なツリーハウス)
 山腹で白根山ロープウェイを降りた。山頂の広場は一気に標高2000mの高原、不用意に激しく動くとすぐに息苦しくなる。広場はちょうど花壇にシラネアオイの真っ盛りだった、野生の鹿の食害で全滅しかけたのを、人の手で植えて花壇にしたてたもの。昨年頂上に登ってしまったで、今回は、山腹に設定されている2時間の散策コースを一巡りして楽しんだ。 (左の画像は、人の手で植え替えられて保護されているシラネアオイ
 雪の被害で倒れて道をふさいでいる倒木を処理するチェンソーを持った作業員と話したりしながら、ゆっくり山腹を歩いた。ここもちょうど花の季節を外れているのか、背の低い僅かばかりの花を地表で見ただけで、ほとんど花は見られなかった。ロープウェイ乗り場付近の手入れの行き届いた花壇とその周りだけが、色とりどりの別世界だった。 (4枚の画像の内、左上の1枚は、丸沼高原の朝の散歩で見かけたホウノキの花と蕾、他の3枚は日光白根の山腹で見かけた花壇の花々)