武蔵野日和下駄

10歳から続く乱読人生、年季の入った活字中毒、頭の記録メディアがダウン寸前、記憶のダイエット装置

 武蔵野の各地で咲き出した彼岸花


 早朝の散歩は航空公園を利用しているが、時間が空いた午後などに、気分をスッキリさせたい時には、住まいの近くへ散歩にでることにしている。我が家では<市中見回り>と称して、用もないのにぶらぶら出かける。1時間くらい、その辺を歩き回って帰ってくると、うっすら汗ばむ程度の軽い運動になり、血の巡りがよくなるせいか、とても気分が良くなる。

 ここ1週間ほど、あちらこちらで彼岸花が咲き出した。来週は秋のお彼岸、いつもちょうどこの時期に合わせて地面からスックと伸びて鮮やかな花を付ける。我が家の近所では、具合良く赤と白の両方の彼岸花に巡り会える。カメラを持って出かけて、農家の人と立ち話をしたりしながら両方を写してきたので紹介してみよう。場所によっては、赤と白の両方が混ざり合って咲いているところもあり、散歩者の目を楽しませてくれている。
 最後に、彼岸花曼珠沙華をうたった歌を引用してみよう。


   いたみもて世界の外に佇つわれと


     紅き逆睫毛の曼珠沙華      塚本邦雄


   曼珠沙華叫びつつ咲く夕焼けの


     中に駆け入るひづめ持つ我は   小守有理
      

 奇特な人がいるものである。彼岸花の別名(方言)を何と1000以上収集し公開しているサイトがあった。このサイトの画像を見ると、黄色い彼岸花もアップしてあり、彼岸花の奥深い世界を垣間見る思いがした。興味のある方は是非以下のURLをクリックして見てほしい。私は圧倒されました。
http://www.kumamotokokufu-h.ed.jp/kumamoto/sizen/higan_name.html