武蔵野日和下駄

10歳から続く乱読人生、年季の入った活字中毒、頭の記録メディアがダウン寸前、記憶のダイエット装置

 猛暑のせいで遅れて咲き出した彼岸花


夏の気圧配置が崩れ、秋の前線が急に涼しさを運んできた。今日も、午前中は本降りの雨、図書館に期限の来た本を返しに行き、予約していた本とCDを借りだしてきた。ハイドンのオラトリオ2部作「天地創造」と「四季」が借りられたのは有り難い。
午後になってやっと雨が止んだのを見計らい、近所の農家へ彼岸花を見に行ってきた。雨に濡れて滴を滴らせた彼岸花が好きなので、ちょうど具合が良かった。白と赤の二種類が直ぐ近くに咲いている。夏の終わりのこの時期、カメラをぶら下げて見に行くことにしている。
9月も下旬なのに、場所によってはまだ蕾のままのものもあった。借りている畑の収穫も例年になく出来が良くないので、植物全体に猛暑の影響があったことを痛感、それらの植物を餌にして生きている動物たちにも、そのうち徐々に影響が出てくるかもしれない。遅いと言っても、たかだか1週間程度、自然のリズムはまだまだたしかなもの、つくづく感心する。あっという間に涼しくなった。
そんなことを気にしながら早足で歩き回ってきたので、雨上がりで湿度が高かったのか涼しいのに汗ばんでしまった。