武蔵野日和下駄

10歳から続く乱読人生、年季の入った活字中毒、頭の記録メディアがダウン寸前、記憶のダイエット装置

 ベトナム旅行印象記(1)


早朝4時起床、タクシーで駅前へ、最寄りの駅から成田まで高速バスで移動。この日、11時発のベトナム航空で、午後3時半にはもうベトナムハノイに到着している。飛行機による移動時間は6時間半、ベトナムはヨーロッパに比べたらとても近い。
ハノイの南東10kmにあるバチャン村の陶器工房へ。この村は古くからの陶器製造の村、高さ2mほどもある巨大な花器が目を引く、何に使うのだろうか。製造工程を簡単に見学した後、絵付け体験に参加した。銘々が好みの素焼きの器などを選び、準備してある釉薬で絵や模様などを描くと、焼いて届けてくれる。
陶器村の後は2時間半のバス移動でハロン市にあるホテルへ大移動、車中から見る北ベトナムの村々は豊かではない。煉瓦造りの家が並び、やたらにバイクが多い、バイクは2人乗り3人乗り、荷物満載で、道路一杯に拡がって走っている。混沌としたエネルギーを感じた。
9時過ぎにホテルに着いて食べたベトナム料理の夕食が、しっかりダシをとった淡い味付けで、とても美味しかった。料理自体にはほとんど味付けしてなくて、小皿に出してある数種類のタレを付けて食べるスタイル、素材の味を生かしたシンプルさが私はとても気に入った。有名な春巻きも美味しいが、特に米の麺のフォーが気に入った。旨味調味料を使ってないしっかりしたダシのスープが素晴らしい。
追記−ベトナム料理の味付けは80%に止めておいて、最後の20%は食べる人が好みで調味料を使い、自分の味にして100%に仕上げて食べると言う話を読んだ。納得できる指摘だ。