武蔵野日和下駄

10歳から続く乱読人生、年季の入った活字中毒、頭の記録メディアがダウン寸前、記憶のダイエット装置

 新たな生活空間の構築(35)


《山荘との距離》

先日、「運転免許証更新のための講習のお知らせ」なる葉書が来た。
今回の免許更新では事前に高齢者講習を受講するようにとなっていた。
すぐに近くの教習所に予約の電話をいれた。
道路交通法によれば免許更新の際は、70才以上が高齢者講習、
75才以上では認知機能検査を受けることが義務付けられている。
とうとう道交法上の高齢者になったという次第。
最近、新聞やテレビで高齢者の逆走などによる交通事故が
話題になっているのを見るが、他人事ではなくなってきたということか。
歩行者や自転車からみればクルマという走る凶器を動かしている以上、
高齢者が起こす交通事故問題は真摯に受け止めなければと思っている。
(画像は連れ合いが友人からいただいたマーガレット、
高温多湿が苦手なので真夏を山荘ですごし、
最近になって室内で花をつけた)
*なお画像をクリックして、オリジナルサイズを表示、拡大画像にするとほぼ実物大を表示できます。


ところで、何度も現住所と山荘の間を行き来してみて、
イカーで移動する際のコース取りが3タイプ設定できてきた。
第一は、自宅に最も近いインターから関越道に入り、
山荘に一番近い北関東自動車道のインターで降りるというコース。
渋滞する一般道もないので約1時間半ほどで移動できるが、高速道路料金が一番高い。
第二は、自宅から山荘まで、全部一般道で移動するコース。
どんなに空いている道を選んでみても3時間近くかかってしまう。
距離計をみると90kmほどなので一番短いのだがチト疲れる。
第三は、自宅近くの混雑する一般道を高速道路で短絡して、
途中から一般道を走るというコース。
工夫すると約2時間ほどで移動できることが分かったので
料金が節約できて楽なこともあり最近はこのコースを多用している。


2時間というのは、一人の運転でトイレ休憩をとらずに、
一気に移動できる丁度良い距離である。
朝ゆっくり10時に出発しても昼前に到着できるので、
午後はまるまる何かに取り組む時間がある。
若かった頃は、後ろの座席に子どもたちを乗せ
夜討ち朝駆けの超ロングドライブも平気だったが
もうあんな無茶なことはやろうと思っても無理、
その意味で距離にして100km以内、
時間にして2時間以内で移動できる範囲に
退職後のセカンドハウスを探したのは正解だった。
認知機能検査を義務付けられるまであとしばらくある、
山荘をベースにして元気なうちに楽しみの領域を
できるだけ広げておきたいと思っている。