武蔵野日和下駄

10歳から続く乱読人生、年季の入った活字中毒、頭の記録メディアがダウン寸前、記憶のダイエット装置

2005-07-06から1日間の記事一覧

 「裁判官はなぜ誤るのか」秋山賢三著(岩波新書)  この国の司法制度がはらむ問題点を元裁判官の立場から分かりやすく丁寧に説き起こした目から鱗の問題提起の書、心ある人には是非手に取ってもらいたい本

最近、友人が関わっている産業廃棄物関連の地裁判決があったが、判決文の内容もさることながら、その判決を結論付ける論理構成の合理性を欠くこと、常識的な大人とは思えないほど杜撰で、驚きあきれ憤慨したことがあった。公判を何度か傍聴した折にも時々居…